ニール・ヤング、現代の音楽のサウンド・クォリティは音楽史上最悪の状態だと語る

ニール・ヤング、現代の音楽のサウンド・クォリティは音楽史上最悪の状態だと語る - 2010年作『ル・ノイズ』2010年作『ル・ノイズ』

ニール・ヤングは21世紀の音楽のサウンドが気に入らず、聴いていると「頭に来る」と明らかにしていて、音楽の音質は「いまだかつてなく最低なものになっている」とMTVニュースに説明している。

「俺としては昨今の音楽における音質がかなり問題あると思えるんだよ。はっきり言って嫌いだ。聴いているとただ頭に来るだけだよ。音楽そのもののクォリティの話をしてるんじゃないよ、ただ、21世紀に入って音楽のサウンドはいまだかつてなく最低なものになってるんだ。アナログが78回転だった頃よりもひどいよ。才能ある開発者らはどこにいっちゃったんだ? これはどういうことだよ?」

さらにニールは人々の音楽の聴き方の習慣が変わったのは、こうした音楽の音質の劣化に順応するためのものだったという持論を展開している。

「そこを俺はアーティストのみんなに指摘したいよ。今の人たちの音楽の聴き方が変わったのはそのせいだからなんだ。なんでもかんでも低音とビートで決めていく世界で、それというのも音楽の全体のなかでほかに聴くべきものがなくなってるからなんだよ。高音域の温もりや深みが失われてしまってるんだ」

ただ、ニールはあくまでも現代の音楽のレコーディングのされ方に反感を感じているだけだと力説していて、新しいバンドは嫌いではないし、マムフォード・アンド・サンズやマイ・モーニング・ジャケットなどは気に入っているとも語っている。

「マムフォード・アンド・サンズやマイ・モーニング・ジャケットなんかはすごくいいバンドだよ。どっちも大好きだし、よく知ってるんだよ。こういうことが言えるってほんとにいいもんだよね」


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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