メタリカ、新作は1991年の『ブラック・アルバム』をよりヘヴィーにしたものと語る

メタリカ、新作は1991年の『ブラック・アルバム』をよりヘヴィーにしたものと語る - 1991年作『メタリカ』1991年作『メタリカ』

現在、2008年の『デス・マグネティック』に続く新作を制作しているというメタリカは、新作は傑作として知られ『ブラック・アルバム』と呼ばれることの多い1991年の『メタリカ』のさらにヘヴィーなヴァージョンになると語っている。

ギターのカーク・ハメットは新作用に作曲しているトラックがよりグルーヴ主体のものになっていることをローリング・ストーン誌に語っている。

「『デス・マグネティック』が『メタル・ジャスティス』の論理的に発展させたような作品だったとしたら、今度の新作は『ブラック・アルバム』をさらにヘヴィーにしたような作品だといえるんだ。だから今回は『デス・マグネティック』でやったような複雑さの深淵みたいなものはやってないんだよ。今やってるものはグルーヴ主体のもので、90年代初期にやってたことをもっとヘヴィーにしたものなんだ」

また、ドラムのラーズ・ウルリッヒは新作の楽曲がより短く的を得たものになるとも語っている。

「俺たちの昔の楽曲っていうと、みんなすぐに『メタル・ジャスティス』のことを考えるんだけど、このアルバムでも“ハーヴェスター・オブ・ソロー”なんかはかなりシンプルな5分間の曲だったりするんだよ。それと“フューエル”なんかも短くてライヴでの盛り上がりはとてつもなかったりするからね。だから、今の俺の指向はもっとシンプルに、的を得たものへっていうふうになってるんだよ」

また、バンドは今年の夏にかけてダウンロード・フェスティヴァルへの出演のほか、ヨーロッパを大々的にツアーすることを発表していて、バンドのマネージャーであるクリフ・バースタインはユーロ安の現状はバンドにとっての好機だと語っている。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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