ザ・ナショナルのアーロンとブライス・デスナー兄弟のマルチメディア・プロジェクトがロンドンで上演

ザ・ナショナルのアーロンとブライス・デスナー兄弟のマルチメディア・プロジェクトがロンドンで上演 - ザ・ナショナル 2010年作 『ハイ・ヴァイオレット』ザ・ナショナル 2010年作 『ハイ・ヴァイオレット』

ザ・ナショナルのアーロンとブライス・デスナー兄弟はマヤ神話をモチーフにしたマルチメディア・プロジェクト作品『The Long Count』を来年の2月に初めてイギリスで披露することが明らかになった。

作品はヴィジュアル・アーティストのマシュー・リッチーとのコラボレーションによるもので、テーマはマヤの創世神話ポポル・ヴフをインスピレーションにしていて、ロンドンのザ・バルビカン・シアターで2月2日から4日にかけて披露される。

「アブストラクトなクラシック音楽とロック・ソングのサイクル」と形容されているこの作品の演奏にはデスナー兄弟に加えて、12人構成のオーケストラ、マイ・ブライテスト・ダイアモンドのシャラ・ウォーデン、ザ・ブリーダーズのキム・ディールも参加する。また、演奏の間、会場ではリッチーのアニメーション映像が上映されることになる。

『The Long Count』では、ポポル・ヴフに登場して活躍する双子の英雄フンアフプーとイシュバランケーの物語や、2012年12月21日(冬至)に終わりを迎えるということで近年話題にもなってきたメソアメリカ(マヤ)暦、そして「野球における決まり事」などがテーマになっているそう。また、作品では1976年にシンシナティ・レッズがメジャー・リーグのワールド・シリーズに優勝したことも取り上げているが、76年は双子であるデスナー兄弟が生まれた年でもある。

作品はもともとニューヨークのブルックリン・アカデミーが主催するネクスト・ウェイヴ芸術祭出品作として2009年に制作を依頼されたもので、今回のロンドン初公演についてアーロンは次のように語っている。

「『The Long Count』をロンドンのバルビカン・センターに持って行くことができるようになって本当に興奮しています。この作品はブライスとぼくにとって、自分たちのソングライティングと構成力でできることをよりいっそう広げて、シャラ・ウォーデン、ケリー・ディール、マシュー・リッチーとともに映画、建築、そして歌の交差するところを探る試みとなったものです。この作品のコラボレーション的な側面は常に進化を遂げていて、次のロンドンでの上演に期待してします」


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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