イギリスの研究でラウド・ミュージックを聴いていると酒が甘くなってぐいぐいいけてしまうと判明

イギリスのポーツマス大学で明らかにされた研究によれば、ラウド・ミュージックを聴いていると、リスナーのアルコールの摂取量を速める傾向が強いという。

研究は心理学を専門とするロレンゾ・スタッフォード博士によって行われたもので、ラウド・ミュージックはリスナーに対してアルコール飲料をより甘く感じさせる作用を持っていて、これによって飲んでいる当人は自分が実際にどれだけ飲んでいるのか見誤ってしまう傾向があるとPA通信が伝えている。

実際の調査には18歳から28歳までの平均的なアルコール消費者80名を対象にしたというが、さまざまなレヴェルの音量で音楽を流しながら、酒の強さ、甘さ、苦さについて聞き取り調査を行っていったそう。すると博士は音楽がラウドであればあるほど、被験者もアルコール飲料が甘いと感じると回答する傾向が強くなることに気がついたとか。

「人間は甘さを生来的に好むようになっているため、今回の発見は騒々しい環境にあるとなぜ人は余計にアルコールを消費するようになるのかという疑問への説得力のある説明となっています」

今回の研究はアルコール研究UKが出資している機関誌、フード・クォリティー・アンド・プレファレンス(食品品質と趣向)誌に掲載された。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする