クィーンのブライアン・メイ「フレディ・マーキュリー抜きクィーンはクィーンなのか?」を悩む

クィーンのブライアン・メイ「フレディ・マーキュリー抜きクィーンはクィーンなのか?」を悩む - 1975年作『オペラ座の夜』1975年作『オペラ座の夜』

クィーンのギターのブライアン・メイはドラムのロジャー・テイラーとで携わっているクィーン・プロジェクトの数々はフレディ・マーキュリー在籍時のクィーンとは違うものだと認めている。

BBCの取材に応えてブライアンは、フレディとベースのジョン・ディーコン不在のままでもあの同じバンドなのかどうかはよくわからないと語っている。

「ぼくたちは本当にクィーンなのか? ある意味じゃそうなんだけど、でも、別な意味ではもう2度とクィーンにはなれないんだ。ぼくたちはいつもなんかやらないかと声をかけられてて、それは素晴らしいことなんだけど、クィーンであるってことが引っかかってくるんだよね。いずれ『クィーンであること』っていうドキュメンタリー映画でも作らなきゃだめだよね、『クィーンであることってどういうことなんだ?』っていうね」

その一方でブライアンはそのメリットも次のようにも語っている。「ただ、今のクィーンはぼくとロジャーのふたりだけだからどんな話が来てもオープンに対応できるんだよね。だから、なんか話が来た時にいつもすごい交流を持てるんだよ」。

今年結成40周年を迎えていたクィーンは新ヴォーカルを迎えての活動再開が囁かれていて、先週にはアメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル』出身のアダム・ランバートが迎えられるのではないかという憶測が広く噂された。

その一方でバンドはレディー・ガガをヴォーカルに迎えるべく交渉中だとも噂されているが、レディー・ガガのシングル“ユー・アンド・アイ”でコラボレーションを重ねたブライアンはレディー・ガガを「ひどくクリエイティヴ」と称え、また一緒に仕事をしてみたいと語っていた。

また、先週ロジャー・テイラーはフレディ・マーキュリーのデモ音源を使ってのアルバム制作の可能性は材料がなさすぎるためなくなったことを明らかにしたばかりだ。その一方で、フレディがマイケル・ジャクソンと試みていたデュエット音源を来年にもリリースする可能性があるとも語っている。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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