“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”をクリスマスの週に1位にするキャンペーンに合わせてシングルが限定7インチでリリース

“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”をクリスマスの週に1位にするキャンペーンに合わせてシングルが限定7インチでリリース - 1991年作『ネヴァーマインド』1991年作『ネヴァーマインド』

イギリスのフェイスブックで始まったニルヴァーナの“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”をクリスマスの週にダウンロード購入してチャート1位にするキャンペーンにレーベル側も応じてシングル“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”の再発が行われることになったそうだ。

イギリスではここ数年、テレビの人気オーディション番組『Xファクター』のその年の主だった出演者のデビュー・シングルをクリスマス・シーズンにリリースし、そのシングルがチャート1位を飾るのが恒例となっているが、イギリスのフェイスブックではこの『Xファクター』シングルに対抗して、ニルヴァーナの“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”をクリスマスの週に有志でダウンロード購入して1位にするというキャンペーンが張られている。

そのページに12月5日に「イギリスで“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”をクリスマスの週に1位にするというキャンペーンがチャリティ団体リズミックスの支援のために張られているそうだけど、レーベル側もファンのために7インチ・アナログ・シングルを限定でリリースするそう!」という書き込みが行われたようだ(現在ページはアクセス過多状態)。

ちなみにリズミックスとは、若者の支援のために音楽を援用しているイギリスのチャリティ団体の名前。今年の『Xファクター』のファイナリストには番組側が女性4人を集めてグループにしたユニットが残っていて、このグループの名前を番組はリズミックスと命名していた。その後、チャリティ団体からのクレームに対しても番組側はユニット名の変更に応じなかったため、それへの批判として今回の「Nirvana for Christmas No.1」キャンペーンは始まっていた。しかし、その後、リズミックスのメンバーからも変名したいという希望があって、リトル・ミックスとユニット名は変更になった。

2009年にも同じようなキャンペーンが張られ、『Xファクター』の優勝者ジョー・マックエルデリーのクリスマス・シングル“The Climb”に対抗してレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの“キリング・イン・ザ・ネイム”の組織的なダウンロード購買が行われ、見事その週の1位に輝いた。レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンはその後、このキャンペーンを「非常に不毛なポップ寡占市場」に対する勝利だと語った。

なお、イギリスのブックメイカー(賭け屋)のラドブロークスによると、クリスマス週に1位になる曲を当てる賭けでは現在“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”のオッズ(掛け率)は7/1(7倍)。『Xファクター』の最終勝利アーティストは5/4(2.25倍)、イギリスの軍属の妻たちで結成されたコーラス隊のミリタリー・ワイヴスは4/5(1.8倍)と大きく引き離されている。

「Nirvana for Christmas No.1」のフェイスブック・ページはこちらから→
http://www.facebook.com/nirvanaforno1?sk=app_153284594738391&app_data=dlt


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