マーティン・スコセッシ監督によるドキュメンタリー『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』が12月23日にDVD・ブルーレイでリリースされるジョージ・ハリスンだが、そのジョージがビートルズ時代に使っていたギター・アンプがオークションに出品される。
アンプはジョージが1966年の『リヴォルヴァー』や67年の『サージェント・ペパーズ』のレコーディングで使用したもので12月15日に出品されるが、8万ドル(約624万円)から10万ドル(約780万円)の値をつけるのではないかとみられている。このアンプがビートルズゆかりのものだったことは最近わかったことで、エンジニアが修理していたところ、ジョージの名前が刻まれているのを発見したとロイター通信が伝えている。
オークションを主催するボーナムズのスティーヴン・メイコックは「ビートルズが使ったアンプがオークションに出品されることはあまりないことなんですね。しかも、これほど重要な2作品で使われたものとなると非常にレアなものですし、楽しみです」と語っている。
ビートルズの遺品はここのところ高額で落札されていて、今月にはポール・マッカートニーが正体の明らかになっていないドラマーをオーディションに招待した手紙が3万5千ポンド(約437万円)で落札されている。また、ジョン・レノンの歯が2万ポンド(約250万円)近い値をつけたのに加え、アメリカのコンサートで人種的に隔離された観衆の前で演奏を行うのをビートルズ側が拒否した内容の文書は2万3千ドル(179万円)で落札されている。
(c) NME.COM / IPC Media 2011