年末までのイギリス・ツアーを敢行中で年明けには来日を果たすカサビアンだが、本当ならこれほど成功しているはずではなかったと語っている。
もともとカサビアンは強気な発言で知られていて、今月にもヴォーカルのトム・ミーガンは自分たちは自分たちに見合うまっとうな評価を得られていないと発言し、ギターのサージ・ピッツォーノは自分たちはフェスのヘッドライナーを務めるために出来ているバンドだとも発言している。
しかし、ショートリストとのインタヴューでサージは自分たちの一風変わった影響や決断を考えるとここまで支持されてきたことに驚いてしまうと、特に2009年の『ルナティック・アサイラム』について次のように語っている。
「ぼくたちが入れ込んできたものを考えると、今のぼくたちほど大きくなれるはずじゃないんだよね。ジャケットで自分たちが僧侶に扮した狂気をめぐるコンセプト・アルバムを作ってデッカく当てるなんてことはありえちゃいけないんだよ」
さらにオアシスの解散後、その座を担っているという指摘については次のようにトムは否定している。「オアシスとは同じスピリットを持っているかもしれないけど、俺たちは違うバンドだよ。オアシスは1度きりしか出現しないバンドだからね。オアシスっていうのはある種の現象でもあったんだから」。
サージもこうつけ加えた。「ぼくたちはまるで違うバンドだよ。比較されるのは光栄なことだし、ノエルとリアムがいなければぼくたちもここにいないはずだけど、音楽的にいってぼくたちはまるで違うバンドだよ」。
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