ピート・タウンゼント、『四重人格』はザ・フーの最後の傑作だったと語る

ピート・タウンゼント、『四重人格』はザ・フーの最後の傑作だったと語る - 1973年作 『四重人格』1973年作 『四重人格』

11月16日に『四重人格~ディレクターズ・カット』がリリースされるザ・フーだが、ピート・タウンゼントはもともと1973年に発表された『四重人格』がザ・フーにとって最後の傑作となり、最初にリリースした時にはグループの終わりのように感じてしまったと語っている。

今回のディレクターズ・カットのリリースを記念してロンドンのブッシュ・ホールでファンとの質疑応答に応えたピートは『四重人格』がバンドにとって最後の決定的な作品だったと語っている。

ピートは次のように語っている。「ぼくとしてはザ・フーは3枚だけ傑作を残したと思うんだよね。『トミー』『フーズ・ネクスト』、そして『四重人格』とね」。

「ぼくとしては『四重人格』はザ・フーにとって最後の傑作だったといつもそう感じてきたんだよ。すごく野心的な作品だったとも思うんだけど、物語だけがね、詰め切れなかったんだ」

さらにピートはこう続けている。「ぼくにはね、まるでこれで最後のように思えたんだよ。今回ここまで時間をかけて今回の新しいヴァージョンを仕上げたのはこれが画期的な作品だからで、最後のザ・フーの傑作だからなんだよ」。

なお、今回リリースされる<スーパー・デラックス・エディション>ではこれまで未発表だったデモ音源、5.1サラウンド・サウンドで8曲分の音源を収録したDVD、ハードカバー・ブックレット、これまで未発表だった制作時のノートや書きつけ、さらに写真の複製などもついてくる。

先週、デジタル時代におけるラジオの役割についての講演を行ったピートはアップルを「デジタル・ヴァンパイア」のようだと言及した。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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