セカンド・アルバム『ファーザー、サン、ホーリー・ゴースト』を9月にリリースしたサンフランシスコ出身のインディ・ロック・デュオのガールズだが、今月からヨーロッパ・ツアーに乗り出すとともに新作未収録のニュー・シングルのリリースも発表している。
シングルは“Lawrence”といって、ガールズのクリストファー・オーウェンズがフェルトのローレンス・ヘイワードに捧げる曲になっている。実はクリストファーはフェルトの大ファンで、2008年にホーリー・シットというバンドで活動していた頃、バンドのリーダーだったマット・フィッシュベックにフェルトを勧められてぞっこんになってしまい、その時に書いたのがこの曲だったとか。
シングルはガールズのアメリカのレーベル、トゥルー・パンサー・サウンズからデジタルとハート型のアナログ・シングルとして12月6日にリリースされるがトゥルー・パンサーのオフィシャル・サイトでクリストファーは次のようなローレンスへのメッセージを綴っている。
「この曲をいったん書き上げると、あなただったら、どんな歌をつけるだろうと思って、あなたの声まで聴こえてきそうでしたが、歌詞を書こうなどとは思いませんでした。とはいえ、あなたが実際に聴くことになるとは夢にも思っていなかったですし、ただ、気に入るかなとそんなことをいろいろ思いめぐらせただけです。曲はあなたにちなんで、Lawrenceと名づけました。あなたにこれを贈るというのはぼくにはとんでもない出来事ですが、あなたへの感謝を伝えたいだけです。あなたはぼくになにか愛したくなるものを授けてくれたわけで、言ってみればあなたはぼくに愛をくれたからです」