ノエル・ギャラガー、現在のダンス・ミュージックは「どんなバカでも作れる」と語る

ノエル・ギャラガー、現在のダンス・ミュージックは「どんなバカでも作れる」と語る - 『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』

元オアシスのノエル・ギャラガーはユーチューブの自身のオフィシャル・チャンネルで動画を新しくアップロードしているが、このなかで現在のダンス・ミュージックについて「どんなバカでも作れるもの」だとこき下ろしている。

この動画の中でノエルはかつてはマンチェスターの伝説のクラブ、ハシエンダと店でかかっていた「原始的なダンス・ミュージック」が大好きで通い詰めていたことを明らかにしているが、その後、テクノロジーの進歩がエレクトロニック・ミュージックを公園でのお散歩のようなお手軽でつまらないものにしてしまったと語っている。

ノエルは1996年のオアシス時代にエレクトロニック・ミュージックのザ・ケミカル・ブラザーズとのコラボレーションでナンバー・ワン・シングル“セッティング・サン”もリリースしたことがあるが、ハシエンダに通い詰めた日々をこう動画で語っている。「87年からバンドが結成された91年まで、毎晩俺はあそこ(ハシエンダ)にいたから。俺の生活の一部だったし、大好きだったよ」。

「あのダンス・ミュージック、すごく原始的な形のね……イビザ(クラブが数多くあることで有名なスペインのリゾート地)にも俺は12年も家を持ってたけど、ある年に変わってしまったことを感じたよ。いろんな機材で誰も自分がなにをやってるんだかさっぱりわかってない状態から、誰かがそれを使いこなすようになって機材のメーカーがみんなにも使いやすいものを作り出すようになるっていうね。今じゃダンス・ミュージックってただの公園の散歩にしか聴こえないよ。どんなバカでもできるもんだし、正直言って、どのバカもみんなやってるね」

また、ダンス・ミュージックがここまで普及したのは「ギター・ミュージックがどん詰まりに行き当たって、どこにも行けなくなったからだ」とノエルは説明していて、次になにが来るのか楽しみだとも語っている。

イギリスでは先週リリースされたノエルの『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』はリリース1週目に12万枚のセールスを誇り、初登場チャート1位につけている。

ノエルのダンス・ミュージック論つき動画はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=0LDN3ON0zsM&feature=player_embedded


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