U2のボノ、『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』を最後にバンドが終わっても満足だと語る

U2のボノ、『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』を最後にバンドが終わっても満足だと語る - 2009年作 『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』2009年作 『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』

1991年の傑作『アクトン・ベイビー』のリマスタリングとさまざまなヴァージョンを含めた再発パッケージを11月23日にリリースするU2だが、ボノはバンドの今後の将来について疑問を投げかけている。ボノとしては現在の音楽業界の状況のなかでヴェテラン・ロック・グループがどうしたら意味を持ち続けられるのかと繰り返し訊き続けられることへの苛立ちがあったようで、ローリング・ストーン誌にこう語っている。

「もう将来が干上がってないとはあんまり言いきれないところがあるからね。だから、バンドとしては『意義があるのかどうかなんてことはもう言うな』って感じなんだよ。『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』を最後に終わっても俺たちは満足だけど、そうなるかどうかは疑わしいね」

バンドは7月に2年間に及んだ360°ツアーを終えたが、ギターのジ・エッジは今後について来年また戻るかもしれないが、「そうならない可能性もまた同じ高さである」と語っている。

ボノは間違いなくしばらくオフを取ることになることを次のように語っている。「今手元にたくさん新曲があって、なかにはこれまでで最高のものもあるんだよ。でも、ちょっと時間を特別にとって、とりあえず音楽のなかで我を忘れてみようかなと思うんだ。息子たちと妻を連れてちょっと消えちゃいたいと思うし、その時にはアイポッド・ナノと本が何冊かとアコースティック・ギターが1本あればそれでいいと思うんだ」。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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