デーモン・アルバーン、ブラーの『ザ・グレイト・エスケイプ』をミュージカル化したいと語る

デーモン・アルバーン、ブラーの『ザ・グレイト・エスケイプ』をミュージカル化したいと語る - ブラー 1995年作『ザ・グレイト・エスケイプ』ブラー 1995年作『ザ・グレイト・エスケイプ』

デーモン・アルバーンはブラーの1995年の『ザ・グレイト・エスケイプ』をミュージカルとして舞台化したいと語っている。

「『ザ・グレイト・エスケイプ』はいいミュージカルになるなとずっと思ってきたんだよ」とデーモンはバング・ショービズに語っている。「あのアルバムは『パークライフ』で爆発したブリット・ポップの波に乗りながら作った作品なんだよね。毎日スタジオに入って、新聞で読んだ事件をネタに曲を書いていったんだよ。だから、特にあの時代のスナップショットみたいな作品になってるんだ」。

「ただ、楽曲のなかの観察眼が当時はまだ時代的に近すぎて、小馬鹿にしてるような印象もあったかもしれないんだよね。でも、これだけ距離ができてしまうと、ある時代を描いた作品として舞台化するのもいいように思えるんだ」

その一方で、先頃マンチェスターで終演を迎えたミュージカル『Doctor Dee』については来年ツアーを組んでいくことも明らかにしている。17世紀のイギリスで活躍した科学者にして錬金術師のジョン・ディーについて描いたこのミュージカルでデーモンは音楽を担当していて、狂言回しとして自ら出演と演奏も行っている。

「公演が終わった後はちょっとぽっかり穴が空いた感じになっちゃったけど、まだこれからもやるのはわかってるし、少し手を入れていくつもりでもあるんだ。あちこちもうちょっとチューニングを微調整するような感じでね」

「みんなも、もうなにを期待したらいいのかわかってきたから、来年の公演に向けておもしろい準備になったと思うんだよ。これまでは『こりゃなんだったの?』っていうものだったのが、『そういうことだったのか』っていうものになってくからね」

また、デーモンは10月29日にレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーとパーカショニストのトニー・アレンらと出演する特別ライブをロンドン・バービカンで行う。イベントはデーモンが運営するレーベル、オネスト・ジョンにちなんだ『Another Honest Jon’s Chop Up!』というものになっていて、ジャズ・トランペットのフィル・コーラン、ゴリラズとコラボレーションを重ねているヒプノティック・ブラス・アンサンブル、デトロイトのテクノ・ミュージシャン、セオ・パリッシュらの出演も予定されている。


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