クリエイション・レコードの創設者アラン・マッギー、ソニーの倉庫炎上は「おかしかった」と語る

クリエイションのレーベルの創設者でオアシス、スーパー・ファーリー・アニマルズ、プライマル・スクリームらを世に送り出したアラン・マッギーはロンドン暴動の余波でソニーの倉庫が焼打ちに遭い、インディ・レーベル各社の流通会社PIAS社の在庫がすべて焼けてしまったことを「おかしかった」と語っている。

これはオーストラリアで開催された音楽業界のシンポジウムに出席しての発言で、アランは火災を「ひとつの成果だ」と説明し、たくさんのクソ音楽を破壊しただけのことだと語った。

アランは今回の倉庫炎上について次のように語ったとThemusic.com.auが伝えている。

「記事でソニーのPIAS倉庫が焼け落ちたことを読んだんだけどね。あれを読んでおかしかったのってきっとぼくだけなんだろうな。ぼくはあの倉庫が焼け落ちたことはひとつの成果だと思ってるよ。クソ音楽をすべて始末してくれたからな。おまけにそれで保険金が入ってくるんだぜ、普通に売ってたら売れなかったものなのに」

アランはさらに音楽業界への不満を次のように辛辣に続けてみせた。

「音楽って本当に好きじゃないから。音楽に関しては誰も満足するところを知らないんだよね、みんなミック・ジャガーやポール・マッカートニーになりたがるばっかりでさ。でも、年取ってくりゃあそんなの嘘八百だってわかってくるわけだから。そんなもんになれるわけねえだろっていうね」

さらにアランは現在の音楽業界の業界人の多くが薬物に冒されているため、今の若い人たちにとっての進路としては勧めないとも語っている。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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