インスパイラル・カーペッツ、ローディだったノエル・ギャラガーとの秘話を語る

インスパイラル・カーペッツ、ローディだったノエル・ギャラガーとの秘話を語る - インスパイラル・カーペッツ『ザ・シングルズ』インスパイラル・カーペッツ『ザ・シングルズ』

オルガン風のキーボードを重視した特徴的なサウンドで、ザ・ストーン・ローゼズやハッピー・マンデイズらと80年代末のマンチェスター・シーンを盛り上げたインスパイラル・カーペッツ。2003年からは往時のラインナップで再結成したものの、昨年ボーカルのトム・ヒングリーが脱退を表明していたが、この度、オリジナル・ボーカルのスティーヴ・ホルトが新しく加わったことが明らかになった。

昨年の夏にトムが脱退した時点で、トムは自身のツイッターでバンドが解散したと表明していたが、これに対してキーボードのクリント・ブーンは「インスパイラル・カーペッツは解散していないよ。あるメンバーが脱退を決意しただけの話」と応酬していた。その後、バンドはオリジナル・メンバーだったスティーヴと合流し、17年ぶりとなる新作に向けた作業も始めていることをクリントはXFMに明らかにしている。

「まだ新しい作品を書き始めたわけじゃないんだけど、でも、スタジオ入りしたら、まさにそれをやるつもりだよ。それと80年代中盤から80年代末にかけてやってた作品もレコーディングし直そうと思うんだ。このバンドの誕生をあらためて祝って、もっとガレージ・ロック的だったルーツに戻ろうと思うんだよ」

クリントはスティーヴをボーカルに立てたライブをインターポールのサポートとして行う予定であることを明らかにしたが、さらに元オアシスのノエル・ギャラガーについても言及している。もともとインスパイラル・カーペッツはノエルがギター・テクニシャンとしてローディを務めていたことでも知られているが、1989年にスティーヴが脱退した後、ノエルがスティーヴの後任としてオーディションを受けていたことをクリントは明らかにしている。

「スティーヴがかなり友好的にバンドをやめた後、その時、インスパイラル・カーペッツの新ボーカリストとしてノエル・ギャラガーがオーディションを受けたんだよ。でも、その後、ボーカルにはトム・ヒングリーに決定し、トムは当時も今も、すごい歌い手だと思うよ。でも、ノエルにしてたら、どうなってただろうね? そんなインスパイラルズの一幕をいつか探ってみるのもおもしろいかもしれないね」


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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