このたびアメリカ・ツアー中止を発表したキングス・オブ・レオンだが、ツアー中止に伴う保険会社の支払額が1500万ドル(約1億2000万円)を超えることが、各所で報じられている。
キングス・オブ・レオンは北アメリカ・ツアー中だったが、8月1日、ボーカルのカレブ・フォロウィルの「喉の不調と消耗」を理由に、残りのツアーの予定をすべて中止すると発表した。しかしその結果、多額の保険金を受け取ることになったようだ。
今回の保険を請け負ったロンドンに本社を置くロイズ保険組合が、ツアー中止に伴う保険金支払いの準備を進めている。支払金はその後、キャンセルとなった公演のチケット購入者に対する払い戻しや、ツアー中止に伴う諸費用の支払いに充てられる。
ツアー中止の表向きの理由はカレブの「消耗」だが、USウィークリー誌の記事によれば、バンドのほかのメンバーはカレブの「魚が水を飲むみたいに酒を飲んでいる」有様を憂慮して、リハビリを受けるよう促しているという。
しかし、バンドの広報はこの報道を否定し、以下のように述べている。
「ツアーが今回中止になったのは、カレブの喉を休めるようにとの医師の診断があったからです。バンドは中止について申し訳なく思っています。9月末にまたツアーに戻れることをバンドとしては期待しています」
また、ベースのジェアード・フォロウィルとドラムのネイサンも、解散するとの憶測を打ち消す発言をしているが、バンドが「大問題を抱えている」ことは認めている。
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