ジョン・メイヤー、ツイッター中毒にさいなまれていたことを告白

ジョン・メイヤー、ツイッター中毒にさいなまれていたことを告白 - 2001年作『ルーム・フォー・スクエア』2001年作『ルーム・フォー・スクエア』

優れたポップ・ソングライターとブルース・ギターの名手という顔を併せ持つジョン・メイヤー。実はジョンはツイッターやブログを巧みに使いこなすことでも知られているが、なんとツイッター中毒にかかっていたことを打ち明けているとか。

ジョンはこのことをボストンのバークレー音楽院で学生向けに行ったセミナーで明らかにしたとのことで、ジョンは学生たちにSNSなどのサイトで自分の作品を売り込むことに腐心することの落とし穴を語ったという。その話によれば、「1年くらい前に、もう自分が一流れの思考をすることさえできなくなっているのに気がついたんだよ。完全にツイート中毒になってたんだね」とのことだ。

「フォロワーが400万人ついちゃって、常に書き込んでる状態になってたんだよ。やがて、ツイッターを単純に発信のために使うんじゃなくなってきて、自分がリフを考える楽器のようなものになってきて、ぼくの思考がどんどん、どんどん、どんどん小さくなっていっちゃったんだね。そのうち曲がまるで書けなくなっちゃったんだ」

その後、ツイッターをやめてからジョンはかなり原点を見つめ直したそうで、10月にリリースされる『Born and Raised』に関しては、ドラム・マシーン、ループ、キーボードなどを一切使用禁止とし、「休み時間はメシ食う時のみ。作業が終わったらすぐ帰る」と自身の行動も相当に律したとか。

さらにジョンはSNSやネットで自分の作品を売り込む暇があったら、その時間を練習や作曲の仕上げなどに使った方がいいと学生たちに促したとか。「その時間がきみたちにとってはすごく重要なんだよ。それはまだ誰もきみたちのことを知らないから重要なんだし、今のきみたちは知られるべきじゃないんだよ」とジョンは語り、自分の作品が本当にいいものだったら30秒でそのよさが人に伝わるはずで、「いい音楽はそれ自体がプロモーションになってるんだよ」とまとめたという。
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