U2のエッジ、「U2は脱税していない」と語る

U2のエッジ、「U2は脱税していない」と語る - 2009年 『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』2009年 『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』

U2のエッジは、U2はバンドとしても個人としても脱税などしていないと発言している。今回の発言は、U2がバンドの事務所の1部をアイルランドからオランダに移したことから脱税や租税回避をしているのではないかという指摘に応えたものだが、直接のきっかけとなったのはアメリカの新聞への投稿だったとか。

この投稿はボルティモア・サン紙へサイモン・モローニーという国家公務員が行ったもので、直接的にはメリーランド州を地元にするベンジャミン・カーディン上院議員がボノの推進する貧困救済キャンペーンのワン・プロジェクトを支持していることへの批判だった。この投書でモローニーはボノを「過剰な振る舞いや脱税と、ウォール街の最悪なところを体現したような人物」と評している。

これに対してエッジはボルティモア・サン紙に自ら返信していて、ボノとバンドのメンバーが脱税行為に関与していると公に指摘するのは「おそらく名誉棄損にあたる」と応えている。

「事実関係をはっきりさせるために言っておくと、U2とそれぞれのメンバーは税の対象となる世界中のあらゆる地域で税の支払いが漏れたこともなく、これまで脱税に関わったこともなく、これから関わるつもりもありません」とエッジは綴っている。

そしてエッジはさらにこう続けている。「U2とそのメンバーはそれぞれにこれまで長年にわたってアメリカの国税局にも税として何百万ドルもの金額を収めてきています」。

その一方で、アイルランドの脱税糾弾団体のアート・アンカットはU2の6月24日のグラストンベリー・フェスティヴァルでのヘッドライナー出演中、観客席ゾーンでU2の蓄財を攻撃するデモ行為を行った。

デモ隊は「U pay tax 2? (U2も税金払ってるの?)」というメッセージのついた風船を掲げ、その後フェスのセキュリティー・スタッフに地面に取り押さえつけられることになり、もみ合いになった。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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