U2、グラストンベリーに360°ツアーの特設円形ステージを持ち込み?

U2、グラストンベリーに360°ツアーの特設円形ステージを持ち込み? - 2010年作 DVD『U2 360° アット・ザ・ローズ・ボール』2010年作 DVD『U2 360° アット・ザ・ローズ・ボール』

6月24日に行われるU2のグラストンベリー・フェスティヴァルでのヘッドライナー出演についてフェス・オーガナイザーのマイケル・イーヴィスはバンドが360°ツアーのステージを持ち込むであろうことをほのめかしている。

今回の出演についてバンド側も「ステロイド剤をキメたようなグラストンベリーになるだろう」と語ってきたが、現在のツアーのステージそのものを持ち込んだものになりそうなことが明らかになってきた。

イーヴィスはデイリー・スター紙にこう語っている。「U2はものすごく楽しみにしてる様子だよ。特に去年来られなかっただけにね。ぼくが初めて彼らを呼ぼうとしたのは35年前だったんだからね(実際には29年前の1982年。出演を予定していたが、中止になった)。バンドは自分たちのステージを持ってくるから。そのためにぼくたちもいろんなことを提供しなくちゃならないんだけど、でも、やっとU2を迎えられることになってぼくは嬉しいよ」。

ただ、イーヴィスの言葉をそのまま間に受けることもできない。というのも、あの360°ツアー用ステージを会場のワージー牧場に移設して設営するのは不可能とも言われているし、そもそもグラストンベリー・フェスの出演表そのものがU2は「ピラミッド・ステージ」に出演することになっているからだ。

その一方で、同じような前例がないわけでもなく、昨年のダウンロード・フェスではヘッドライナーのAC/DCが自身らの『黒い氷』ツアーの列車が壁に突き刺さった特設ステージを持ち込み、それをメインステージの隣に設置したからだ。ちなみにこの時、AC/DCの演奏中には会場中のどのステージでもすべての演奏は禁止となったとか。

イーヴィスは毎年恒例となった、今年のグラストンベリーはいまだかつてなく最高だという宣言をやはり行っている。「今年のラインナップはこれまでやった中でも最高であるに違いないね。だって、3時間で売り切れたんだから。これほど早く売り切れたイヴェントなんてほかにないよ。41年やってきてこれって、なかなかのもんだろ」。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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