トム・ヨークのソロ活動でコラボレーションを重ねてきたフライング・ロータスだが、レディオヘッドからもリミックスの依頼を受けていることが明らかになっている。

フライング・ロータスはコロラド・インディペンデント・ニュース紙にこう説明している。「新しいレディオヘッドのレコードをリミックスしてほしいということで、ちょっと取りかかってるんだよね。まだ、うまく感触つかんでないんだけど」。

まだ、どういう展開になりそうかは自分でもわからないようで、「今の時点じゃまだよくわからないな。まるで見えてこないよ」と説明している。「すごい難しいんだよね。というのも、連中にもらった音源にはボーカルのアカペラ・トラックとかないからさ。なんかピアノと声が同時に鳴ってる音源とか、そういうのしかないんだよ」。

はたして、フライング・ロータスが曲のリミックスを依頼されたのか、あるいはアルバム全体のリミックスを依頼されたのかは不明だが、レディオヘッドのファン・サイトによれば、『ザ・キング・オブ・リムス』全編のリミックスという線が濃厚とのことだ。

さらにトムとDJとして競演したこともあるフライング・ロータスはトムのDJセンスについてこう語っている。「トムと一緒にDJをやるのって、トムのエレクトロニック・ミュージックとかビートの趣味が俺と似てるから、すごく楽しいんだよね。しかも、俺ってほかの誰ともそういうことはやったことないから。でも、トムのDJはなかなかいけてるよ。時にはトムのDJが乗ってる時があるし、俺のが乗ってる時もあるし、でも、俺のが超絶的っていう時もまたあるんだよな」。