昨年はメタル・マシーン・トリオとしてロック史上最大の問題作のひとつ『メタル・マシーン・ミュージック』のライブなどを行ってきたルー・リードだが、2009年のロラパルーザに出演した際のライブをDVD化するべく準備中だとか。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの“スウィート・ジェーン”で始まり、1976年の『ロックンロール・ハート』、82年の『ブルー・マスク』、89年の『ニューヨーク』、2000年の『エクスタシー』などといったソロ作品の楽曲を辿っていったというこの日のライブだが、途中ではメタル・マシーン・トリオも客演して10分間ほどの即興演奏を繰り広げるという展開もあり、今現在のルーの音楽活動の全体性を幅広く捉えるライブになっていたという。
DVDはシスター・レイ・エンタプライゼズからリリース予定で、今年中にはリリースされるとか。特にツアーと同時にリリースされるという情報もあり、ルーは夏からヨーロッパ・ツアーに乗り出す予定なので、夏頃のリリースを見込めるのかもしれない。
また、イギリスで7月1日と2日に行われるホップ・ファーム・フェスティヴァルでは2日目にイギー・ポップやパティ・スミスらとともに出演する予定だ。
なお、ノイズ・ミュージックやインダストリアル・ロックの祖となったともいわれる1975年の『メタル・マシーン・ミュージック』だが、新しくルーの手でリマスタリングされたバージョンがアナログ盤、DVDオーディオ、ブルーレイ・オーディオのフォーマットでルーのオフィシャル・サイトで販売されている。
ルー・リードのオフィシャル・サイトはこちらから→
http://www.loureed.com/