ジャック・ホワイト、自身も参加したボブ・ディランのハンク・ウィリアムズ・プロジェクトについて語る

ジャック・ホワイト、自身も参加したボブ・ディランのハンク・ウィリアムズ・プロジェクトについて語る - ザ・ホワイト・ストライプス 07年作『イッキー・サンプ』ザ・ホワイト・ストライプス 07年作『イッキー・サンプ』

現在ボブ・ディランが取りかかっているというハンク・ウィリアムズへのトリビュート・プロジェクトの詳細についてジャック・ホワイトが一部明らかにしている。

ハンク・ウィリアムズはカントリー・ミュージックでは最大の影響を誇るともいわれているが、惜しくも1953年に29歳で急逝してしまったアーティスト。ボブは数年前にそのハンクが遺したとされる創作ノートを数冊入手し、まだ発表もレコーディングもされていない楽曲用の歌詞が揃っていることを発見。そこにあらためて音楽をつけていこうとボブが立ち上げたのが今回のトリビュート・プロジェクトなのだ。

ジャックはこのボブのプロジェクトに関わっていることをクラッシュ・ミュージックに認めていて、次のようにプロジェクトについて説明している。

「ボブ・ディランとあるプロジェクトをやったんだよね。それはボブが20人か25人くらい人を集めて、歌詞しか残されてなくて音のないハンク・ウィリアムズの作品を楽曲として完成させるものなんだ。というわけで、俺もハンク・ウィリアムの歌詞に音楽をつけなくちゃならなかったんだよ」

どうやって作品を選んだのかという疑問にジャックはこう答えている。「山のようにある歌詞を眺めてたら、あるひとつの歌詞だけ俺に話しかけてきたんだよね。いろいろね、自分のやることをどう決めたらいいんだって途方に暮れる時ってあると思うけど、でも、結局は、自分のやるべきことが逆に自分を選んでくれるものなんだと思うんだよ。別にこっちから選ぶ必要さえないんだ。むこうが勝手にこっちを選んでくれるものなんだよ」。

このプロジェクトに関わっているアーティストをボブがいっこうに明らかにしようとしない一方で、ジャックはMTVニュースのインタビューで次のように口を滑らしてもいる。「ボブが1曲やってるでしょ、ウィリー・ネルソンに1曲頼んでるでしょ、俺に1曲頼んでるでしょ……あとは、ルシンダ・ウィリアムズとアラン・ジャクソンも関わってると思うよ。今年中には出るんじゃないかと思うんだけどな。すごいいいレコードだよ」。
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