デッドマウス、そのネーミングとネズミ・マスクを被る理由とは?

  • デッドマウス、そのネーミングとネズミ・マスクを被る理由とは?
  • デッドマウス、そのネーミングとネズミ・マスクを被る理由とは? - 2011年作 『デッド・マウス』

    2011年作 『デッド・マウス』

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  • デッドマウス、そのネーミングとネズミ・マスクを被る理由とは? - 2011年作 『デッド・マウス』

赤や黒のネズミの被り物をしながらDJをプレイすることでも有名なカナダはトロント出身のジョエル・ジマーマンによるプロジェクト、デッドマウスが、そのアーティスト名の由来とネズミの被り物をしてDJプレイをする理由について話している。

アーティスト名のデッドマウス(英語表記:deadmau5)の由来は当然ネズミにあり、ある日彼のパソコンの中にどこから入ったのか死んだネズミが入っていたのだという。彼はそこに怖気づくこともなくインターネットのチャットで「やばい!オレのパソコンでネズミが死んでるぜ!」と書き込んだことで逆にテンションが上がってしまい、そのままチャットのハンドル・ネームを「deadmau5」に変更。なぜつづりが「dead mauce」ではなく「deadmau5」かというと、その時やっていたチャットのハンドルネームの文字制限が8文字だったので、最後に数字の5を入れ込んてみたのだという。

そしてDJプレイ時の「mau5ehead」と呼ばれるネズミの被り物については、先に作っていたデッドマウスのロゴ(特大サイズの耳、そして笑顔を浮かべたネズミの顔)をもとに、カナダの映画会社に特注でマスクの制作を依頼。初めてそのマスクを被って人前でプレイしたのはノバスコシア州ハリファックスのクラブだったが、ネズミ・マスク姿の彼を観た観客は唖然としていたという。

「マスクをつけて初めて観客の前に立ったことを今でも鮮明に覚えている。みんな戸惑いを感じていたんだ。みんな、誰だこいつ?マジかよ?って一瞬思ったようだったけど、直ぐ暖かく受け入れてくれたよ。ヘルメットのライトがついた途端、ビートに乗って狂ったかのように踊り始めてくれんだ」

このネズミ・マスクの効果もあってかデッドマウスは2009年のグラミー賞、「Best Remixed Recording」、「Non-Classical」部門にノミネート。受賞式に参加するために、レッドカーペットを歩いていたら、デッドマウスのことを知らないレポーターやテレビクルーなどあまりにも多くのメディアが彼をインタビューし、結局受賞式に間に合わなかったというエピソードもある。その後はダフト・パンク顔負けのステージ・プロダクションを展開し、これまで世界中のフェスに出演を果たし、昨年12月にはエレクトロ・アーティストとしては初となる、キャパシティ2万人を誇るイギリスのEARLS COURTでのワンマンライブを成功させている。

なお、現在デッドマウスのライブ・セットには、ダフト・パンクのツアー・クルーも参加しているという。

デッドマウスは、本日2月23日にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースし、ここ日本でもデビュー。リード曲の“ゴースト・アンド・スタッフ”にはゲスト・ボーカルにペンデュラムのボーカリストのロブ・スワイヤを迎え、他曲でも女性ボーカルのソフィやカスケードをフィーチャリングした楽曲を収録しており、日本独自のトラックリストとなっている。
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