訴訟から今年中にツアーをやろうと計画していることが明らかになったザ・ローリング・ストーンズだが、バンド側はこれを受けて、ツアーを行う「確固とした」予定はまだないと発表している。

2月2日には大手のライブ興行会社ライヴ・ネイションとプロモーターのマイケル・コールとの訴訟のやりとりのなかで、ローリング・ストーンズが今年の後半にツアーを予定している可能性が明らかにされていた。

これに対してバンドは今年のうちにライブをやること自体は否定しなかったものの、今のところツアーの日程などはまったく確定されていないという声明を発表した。「ストーンズには現時点ではツアーを行う確たる計画はありません」とバンドの広報は説明した。

また、ライヴ・ネイションとマイケル・コールとの訴訟への関与についてはこう説明している。「07年の『ア・ビガー・バン』のツアーをもって、ストーンズはマイケル・コールとのあらゆる契約関係を終了しています。現時点では、コールはストーンズを代表する者でもなければ、ツアーの興行を請け負っている者でもありません」。

現在、コールは自身が2008年にライヴ・ネイションと交わした契約をめぐって訴訟を起されていて、それに対してコールもライヴ・ネイションへの反訴を起こしている。コールによれば、ライヴ・ネイションは2011年に行われる予定のストーンズのツアーを自分がまとめようとするのを「妨害し」、「なきものにしようとした」と訴えている。

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