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2008.08.02
リンキン・パーク、最新NYライブの模様をレポート
リンキン・パーク
リンキン・パーク
子供の頃に観たロラパルーザを目標に始めたというリンキン・パーク主催による“プロジェクト・レボリューション”。今年5回目を迎えるこのツアーは、ジャンルや年代が入り交じり、各バンドのもたらすテンションとエネルギーがぶつかり合って独自の雰囲気を作り出し人気を獲得。今ではヨーロッパにまで拡大している。この日、NYのジョーンズ・ビーチに約1万人を集めて行われたライブは、彼らが世界の頂点にまで上り詰めたのはファンと直接コミュニケーションできるこの場にこそあったのだ、と改めて実感させる内容であり、また彼らの新機軸であった最新作『ミッドナイト・トゥ・ミニッツ』の発売から1年が経過し、彼らのキャリアにおけるこの新作の意味が浮かび上がるステージとなった。
ブルーマンのパフォーマンスかと思えるような3人の覆面ドラマーが登場し、タイコを叩きまくるトライバルかつフェスティバル的な雰囲気で会場の空気を一気にまとめあげたリンキンのステージは、1曲目“What I’ve Done”で幕開け。『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』の曲から始まったこの日のセットリストでは結局新譜から7曲が披露されたのだが、ファンはこの始まりから、この時を長年待っていたとでも言わんばかりの熱気と張り裂けんばかりの大合唱で爆発。「僕らはリンキンと共に成長している」と懸命にメッセージを送り返しているようですらあった。“No More Sorrow”、“Given Up”などのボーカルではリンキン節をきかせながらも、よりバンド・サウンドを荒削りにしたことで、チェスターそのものがよりむき出しになるような曲や、特に“Shadow of the Day”や“Bleed It Up”などU2を彷彿とさせるギターリフが鳴り響く曲は、アンセム・ソング的コアを保ちながらも、フラジャイルとすら言えるアプローチでリンキンというバンドをまったく別角度から解体する。それが例えば、”Numb”や、”Somewhere I belong” などと並んで演奏されると、バンドの確立した既成概念に風穴を開け、彼ら自身への呪縛からバンドが解放されていくように鳴り響くのだ。最新作におけるリスキーとすら言えるチャレンジが、彼らのこれからの10年の扉をいかに大きく開いたのかを目の当たりにするようだった。しかも、彼らには有り余るほどのヒット曲があるわけで、ライブ自体が神妙なものになっていたかというとまったくそんなことはなく、特にツアーに参加している「ロック界で最高のヴォーカルを持つ」とチェスターが紹介したクリス・コーネルと共演の“Crawling”や、またバスタ・ライムスとの共演、”We Made It” などでは、座長の風格すら漂わせながら、ツアー全体をもまとめあげるパワーを終始見せ付け、ファンのシンガロンは約1時間半止むことがなかった。
全米24カ所を巡る“プロジェクト・レボリューション”には、クリス・コーネル、バスタ・ライムス、ブレイヴェリー他、アッシーズ・ディバイド、アトレイユ、10イヤーズ、 ホーソーン・ハイツ、アーマー・フォー・スリープ、ストリート・ドラム・コープスが参加。クリス・コーネルは、オーディオスレイヴで獲得した新たなファンを前に熱唱し、これから発売されるティンバランドがプロデュースした曲も含まれる『スクリーム』から新曲を披露したのだが、まるでディスコ・ビートに合わせて歌うようなあまりに衝撃的な変化で、これこそファンにどう受け止められるのか??とても気になるところであった。ツアーは8月24日に終了予定。(レポート/中村明美)
Wantagh, New York
Nikon at Jones Beach Theater
22nd July 2008
セットリスト
01. What I’ve Done
02. Faint
03. No More Sorrow
04. Wake 2.0
05. Given Up
06. Lying From You
07. Don’t Stay
08. In Pieces
09. Somewhere I Belong
10. Points Of Authority
11. Leave Out All The Rest
12. Numb
13. Shadow Of The Day
14. Crawling
15. In The End
16. Bleed It Out
17. Pushing Me Away (Piano Version)
18. Breaking The Habit
19. We Made It
20. One Step Closer
リンキン・パーク
リンキン・パーク
子供の頃に観たロラパルーザを目標に始めたというリンキン・パーク主催による“プロジェクト・レボリューション”。今年5回目を迎えるこのツアーは、ジャンルや年代が入り交じり、各バンドのもたらすテンションとエネルギーがぶつかり合って独自の雰囲気を作り出し人気を獲得。今ではヨーロッパにまで拡大している。この日、NYのジョーンズ・ビーチに約1万人を集めて行われたライブは、彼らが世界の頂点にまで上り詰めたのはファンと直接コミュニケーションできるこの場にこそあったのだ、と改めて実感させる内容であり、また彼らの新機軸であった最新作『ミッドナイト・トゥ・ミニッツ』の発売から1年が経過し、彼らのキャリアにおけるこの新作の意味が浮かび上がるステージとなった。ブルーマンのパフォーマンスかと思えるような3人の覆面ドラマーが登場し、タイコを叩きまくるトライバルかつフェスティバル的な雰囲気で会場の空気を一気にまとめあげたリンキンのステージは、1曲目“What I’ve Done”で幕開け。『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』の曲から始まったこの日のセットリストでは結局新譜から7曲が披露されたのだが、ファンはこの始まりから、この時を長年待っていたとでも言わんばかりの熱気と張り裂けんばかりの大合唱で爆発。「僕らはリンキンと共に成長している」と懸命にメッセージを送り返しているようですらあった。“No More Sorrow”、“Given Up”などのボーカルではリンキン節をきかせながらも、よりバンド・サウンドを荒削りにしたことで、チェスターそのものがよりむき出しになるような曲や、特に“Shadow of the Day”や“Bleed It Up”などU2を彷彿とさせるギターリフが鳴り響く曲は、アンセム・ソング的コアを保ちながらも、フラジャイルとすら言えるアプローチでリンキンというバンドをまったく別角度から解体する。それが例えば、”Numb”や、”Somewhere I belong” などと並んで演奏されると、バンドの確立した既成概念に風穴を開け、彼ら自身への呪縛からバンドが解放されていくように鳴り響くのだ。最新作におけるリスキーとすら言えるチャレンジが、彼らのこれからの10年の扉をいかに大きく開いたのかを目の当たりにするようだった。しかも、彼らには有り余るほどのヒット曲があるわけで、ライブ自体が神妙なものになっていたかというとまったくそんなことはなく、特にツアーに参加している「ロック界で最高のヴォーカルを持つ」とチェスターが紹介したクリス・コーネルと共演の“Crawling”や、またバスタ・ライムスとの共演、”We Made It” などでは、座長の風格すら漂わせながら、ツアー全体をもまとめあげるパワーを終始見せ付け、ファンのシンガロンは約1時間半止むことがなかった。
全米24カ所を巡る“プロジェクト・レボリューション”には、クリス・コーネル、バスタ・ライムス、ブレイヴェリー他、アッシーズ・ディバイド、アトレイユ、10イヤーズ、 ホーソーン・ハイツ、アーマー・フォー・スリープ、ストリート・ドラム・コープスが参加。クリス・コーネルは、オーディオスレイヴで獲得した新たなファンを前に熱唱し、これから発売されるティンバランドがプロデュースした曲も含まれる『スクリーム』から新曲を披露したのだが、まるでディスコ・ビートに合わせて歌うようなあまりに衝撃的な変化で、これこそファンにどう受け止められるのか??とても気になるところであった。ツアーは8月24日に終了予定。(レポート/中村明美)
Wantagh, New York
Nikon at Jones Beach Theater
22nd July 2008
セットリスト
01. What I’ve Done
02. Faint
03. No More Sorrow
04. Wake 2.0
05. Given Up
06. Lying From You
07. Don’t Stay
08. In Pieces
09. Somewhere I Belong
10. Points Of Authority
11. Leave Out All The Rest
12. Numb
13. Shadow Of The Day
14. Crawling
15. In The End
16. Bleed It Out
17. Pushing Me Away (Piano Version)
18. Breaking The Habit
19. We Made It
20. One Step Closer
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