ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、メタル界の同性愛観を変えたのは自分だと語る

ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、メタル界の同性愛観を変えたのは自分だと語る - 08年作 『ノストラダムス』08年作 『ノストラダムス』

ジューダス・プリーストのボーカル、ロブ・ハルフォードは自身がかつてゲイとしてカミング・アウトしたことがメタル・ファンには同性愛は受け入れられないという神話を打ち砕くことに大きく貢献したはずだと語っている。

ロブは98年に自身がゲイであることを公にしたが、それはメタル界には同性愛を受け入れるだけの寛容性がないという通念に挑戦するものだったとサンディエゴ・ゲイ・アンド・レズビアン・ニュースに語っている。

「音楽には人をより多く共感させ、寛容にさせ、オープンにさせ、より多くのことを受け入れて意識させていく領域みたいなものがあると思うんだ」とロブは語る。「俺がやったことは、メタルにはそういう許容性がないという神話を打ち砕くことだったんだよ」。

ロブによるとカミング・アウトした後も、ほとんどのファンが自分を支えてくれたし、自分もまた、メタル・ファンにセクシュアリティについて考える機会を提供できたのではないかと説明している。「ほとんど大多数のファンが俺のことをそのまま支持してくれたし、してくれなかった連中は、基本的に自分とは違う他人のセックスの趣向を全般的に受け入れないような人たちだったんだと思うよ。まだみんなの心づもりができてなかったような問題とみんなを向き合わせることに俺は成功したんだと思うな」。

ただ、メタル界でそうした面での進歩はみられたとはいえ、まだまだ足りていないとロブはつけ加えている。「現在のへヴィ・メタル界は80年のへヴィ・メタル界とはまるで違った世界だよ。同じようにゲイとレズビアンの世界も80年のそれとはまるで違うものになってるからね。それぞれにみんなある程度成長したといえるんじゃないのかな。でも、まだまだ先は長いと俺は思うな。これからも問題提起されなければならないことがたくさんあるからね。でも、ちょっとずつではあるけれども、俺たちの生活や生き方はよくなってきていると思うよ」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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