フー・ファイターズのデイヴ・グロールは現在制作中のバンドの新作のレコーディングに元ニルヴァーナのベースのクリスト・ノヴォセリックを招待したことを明らかにした。
クリストは1曲でベースを弾いていて、さらに“Dear Rosemary”という曲では元ハスカー・ドゥのボブ・モールドが参加しているという。
「正直言って、ハスカー・ドゥが4、5分くらいのヒット曲を書いてくれて、それをフー・ファイターズがカバーしたっていう感じのサウンドに仕上がってるんだよ」とボブが参加したトラックについてデイヴはBBCに説明している。
ただ、クリストの参加している曲についてのデイヴの説明は比較的あっさりしたもので、「この間、夜のうちに来てくれて、1曲弾いてくれたんだ」としかデイヴは説明していない。
さらに新作のプロデューサーにはブッチ・ヴィグを迎えていて、今回のレコーディングはそのまま映画としても撮影していることを明らかにしている。デイヴがブッチと仕事をするのは実にニルヴァーナの91年の『ネヴァーマインド』以来のことになる。
「この1ヶ月半くらいは俺の自宅のガレージでブッチ・ヴィグとオールド・スクールなアナログ音源を録りまくってたんだよ」とデイヴは語る。「このプロジェクトがおもしろいのは、ブッチとはほとんど20年近く一緒にレコードを作ってこなかったからなんだよね。ほとんどぴったし20年だよね」。
さらにデイヴは今作がフー・ファイターズのなかでも「最もヘヴィーな作品」で、すでに7曲を仕上げていて、さらに5、6曲レコーディングしていくつもりだと語っている。
また、フー・ファイターズは早くも11年7月2日と3日にイギリスのミルトン・キーズ・ボウルでのライブを行うことを発表しているので、この前後からツアーが開始するものだと考えてもよさそうだ。
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