レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、新作に向けてアフリカン・ポップスを実験中

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、新作に向けてアフリカン・ポップスを実験中 - 06年作 『ステイディアム・アーケイディアム』06年作 『ステイディアム・アーケイディアム』

09年12月のジョン・フルシアンテの脱退宣言が世界中に衝撃を走らせたレッド・ホット・チリ・ペッパーズだが、その後7月からは新作のレコーディングにとりかかっていると伝えられ、バンドとしては11年の春のリリースを目指しているというバンドの近況をスピン誌が伝えている。

レコーディングにはアンソニー・キーディス、フリー、チャド・スミスのほかに、『ステイディアム・アーケイディアム』ツアーにセカンド・ギタリストとして同行したジョシュ・クリングホッファーが参加していて、プロデューサーはリック・ルービンが務めているという。リックについては「本当に信用しているんだよ」とチャドが説明している。

「特に自分たちで長い間温めてきたような作品になるとリックの意見は重要になってくるんだよ。聴いて客観的なところをずばっと言ってくれるからね。自分たちみたいに作品に思い入れとか全然ないからさ。そういうのがすごく役に立つんだよ」

また、トム・ヨークのアトムズ・フォー・ピースのメンバーとしてツアーに同行していたフリーについて、チャドはピアノで書いた作品を持ち込むようになったと話している。「これは大きな変化だよ。だから、今回のアルバムにはかなり幅が出てきているんだよ」。

さらに、フリーとジョシュがナイジェリアやエチオピアを旅行してきたことやチャドが『The Afrosound of Colombia』というコンピ盤にはまっていることもあって、アフリカン・ポップス的なサウンドも試みていることを語っている。「(このコンピには)かなりクレイジーな音源が収録されててさ」とチャドは説明する。「なんかまったく違うグルーヴへと突っ込んでっちゃうんだよね。西洋音楽の4分の4拍子を基本にしたものとはまるで違うビートでさ。もうリズムがはまっちゃうんだよ」。

とはいえ、アフリカン・ポップすをそのままパクったものになるわけではないから心配はしないようにとチャドは断っている。「パクろうとしてるんじゃなくて、自分たちなりの試みをしているだけなんだよ。それがうまくいけば、なんか新しいものを生み出せるかもね」。
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