エミネム所属のユニバーサル、エミネムの元版権管理会社に敗訴

エミネム所属のユニバーサル、エミネムの元版権管理会社に敗訴 - 00年作 『ザ・マーシャル・マザーズ LP』00年作 『ザ・マーシャル・マザーズ LP』

エミネムのレーベルであるユニバーサル・ミュージックはエミネムの以前の版権管理会社との訴訟で敗訴した。

9月3日の判決でカリフォルニア地方裁判所のシルヴァーマン判事は、ユニバーサル・ミュージックに対してエミネムの音楽作品のダウンロード収益の一部をエミネムの作品の版権を管理していたFBTプロダクションに支払うように命じたとスクリブド・コムが報じている。

エミネムはまだブレイクする以前の95年にFBTと契約し、その後、FBTは98年にユニバーサル・ミュージックとエミネムの作品の取り扱いに関する契約を交わすことになった。この契約によれば、「売られたレコード」についてその収益の一部がユニバーサルからFBTに支払われることになっていたが、ユニバーサル側がダウンロードによる収益はこの収益には含まれないとしたため、双方の間で対立が生じていた。

契約はデジタル・ダウンロードの隆盛以前に交わされたもので、去年の3月にはいったんユニバーサル側が勝訴していたが、FBT側からの控訴にあたってシルヴァーマン判事は09年3月の判決を覆すことになった。

シルヴァーマン判事は「音源の使用権をユニバーサルに貸与する双方の間でのマスター・ライセンス契約は明らかにダウンロードや着うたにも適用されるとFBTは主張している。本法廷でもこの契約は明らかにそう適用されるとし、略式判決としてFBTの主張を認めるものとする」と判決を下した。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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