グラストンベリー出演キャンセルしたU2の代役にゴリラズ決定

グラストンベリー出演キャンセルしたU2の代役にゴリラズ決定

今年のグラストンベリー・フェスのヘッドライナーだったU2の出演が急遽キャンセルになったため、ゴリラズがあらためてヘッドライナーとして出演することが決定した。

U2のボノが坐骨を痛め、入院したことからアメリカ・ツアーの延期や6月25日のグラストンベリー出演のキャンセルを余儀なくされたことが明らかになったが、その後5月26日にメイン・ステージであるピラミッド・ステージのヘッドライナーとしてゴリラズの出演が決定したことが発表された。

出演はU2のキャンセルの報せを知ったゴリラズ側がフェス側に早速電話で出演を申し出たことで決定した。

ラインナップの変更についてデーモンはU2への配慮を忘れなかった。「U2にとっては本当にとんでもない事態だよ」とデーモンは語る。「グラストンベリーは本当にマジカルな場となるだけにね。そこでゴリラズは現実に存在するバンドとなるわけだけど、ボノに対しては本当によくなるように祈っているよ」。

また、ゴリラズをデーモンと作り上げているジェイミー・ヒューレットは、コーチェラ・フェスでの出演を経て、ライブを成功させる自信も充分についたと説明している。

「自分ではゴリラズがフェス環境でどれだけやれるのかわからなかったんだけど、コーチェラでのライブはとんでもなかったからね」とジェイミーは語る。「きっとグラストンベリーはぼくたちにも信じられないようなライブになると思うよ」。

デーモンにとってはブラーとして出演した昨年に続いて2度目のメイン・ステージでのヘッドライナー出演となる。

一方、ボノは「すごく残念で心が痛みます」とコメントを発表している。「グラストンベリーにはぜひ行きたかったし、特別なことをやりたかった。実はフェスのために、特別に曲まで用意していたのです」。

ボノはドイツで緊急入院し、坐骨の靭帯損傷による椎間板ヘルニアを起こしていたため5月21日には手術を行った。エッジによれば、ボノは歩けなくなるまで我慢していたらしいとのことで、これ以上見過ごしていたら、一生つきまとうようなことになっていたかもしれないと語っている。

ただ「ボノにとってはこれがこの数十年のうちで一番長い休みになるんじゃないのかな」と笑ってみせるエッジは楽観的のようだ。「ボノがどんなやつかはわかってるから、きっとまた近道を通りたがって無理をしたがると思うんだよ。でも、今回のこの一件についてきちんと手順どおりに治していくのが重要なんだと思う」。

この先の展望については「もうぼくは新曲に取り掛かっているし、次回作の準備に入ってるんだ。今年の後半のどこかで新曲をいくつかライブで披露できたらと思ってるよ」と語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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