ザ・ビートルズ、なんとゾンビ映画に主演?

ザ・ビートルズ、なんとゾンビ映画に主演?

ビートルズがゾンビとして蘇るという映画が製作されることが先頃明らかになった。これは、6月に出版される『Paul is Undead: The British Zombie Invasion』というビートルズをゾンビに仕立てた小説の映画化権を早くもダブル・プロダクションズという製作会社が買い付けたから。ダブル・プロダクションズは『パルプ・フィクション』のプロデューサー、ステイシー・シャーとマイケル・シャンバーグによる映画製作会社だ。

小説の方はアラン・ゴールドシャーというミュージシャン兼ライターが手掛けたもので、その内容は、ジョン・レノンがもともとゾンビで、世界征服をにらんで、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスン、リンゴ・スターをそれぞれに殺してゾンビ化させ、その上でビートルズを結成したという内容。ライブをこなしながら世界中を旅して回るが、その途上で、ゾンビ・ハンターのミック・ジャガーや忍者のオノ・ヨーコと出会うことになる、というもの。

これは実際の歴史や小説とゾンビものや吸血鬼ものを合体させてしまう「マッシュ・アップ小説」のひとつで、アメリカのセス・グレアム・スミスの『Abraham Lincoln: Vampire Hunter』や『Pride and Prejudice and Zombies』などが有名。こちらの作品はどちらもリンカーンの伝記やジェーン・オースティンの小説『高慢と偏見』を吸血鬼ものやゾンビものとしてパロディ化したもので、どちらも映画化が現在進んでいる。

プロデューサーのステイシー・シャーはこう説明している。「わたしはほかの全世界のファンと同じようにビートルズが大好きだし、アランの本が見せる音楽史への情熱、そしてゾンビものへの愛着はとてもおもしろくて、本としてもとても満足できました」。

「挿絵も素晴らしくて、おまけにイエスがゾンビのジョン・レノンに対して、確かにお前らビートルズは俺よりでかくなったよなあと同意するような本を見逃す手はないでしょう?」。

具体的に映画製作がいつから始まるのかはまったく明らかにされていない。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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