盗まれたジョニー・マーのギター、10年ぶり返還

元ザ・スミス/現ザ・クリブスのジョニー・マーのギターが10年ぶりに返還された。

ジョニー・マーが所有していた1964年製ギブソンSGは2000年にロンドンで行われたジョニー・マー&ザ・ヒーラーズのライブの後に盗難に遭った。報道によれば、楽器の紛失に気づいたマーは動転し、その行方に関する情報に報奨金もかけたという。だが今日に至るまでギターは見つかっていなかった。

2月16日、自らギターを盗んだことを名乗り出たのは、38歳の介護士スティーヴン・ホワイト。10年前のその日、ライブ終演後にマーに会いに楽屋に行ったホワイトはステージへの扉が開いていることに気づき、ギターのそばに誰も人がいなかったのを見て思わず持ち去ってしまったという。

「このことを考えるたびにひどく嫌な気分になりました」と彼はロンドンのハイバリー・コーナー治安判事裁判所で自身の罪状を認めている。「自分は加害者なんだと思いました。あの夜したことについて、どうしても自分を許すことができないんです」

事件当時のホワイトは抗鬱剤を処方されており、それがアルコールと一緒に作用して抑制が効かなくなった可能性もあると見られている。裁判所は彼に200時間のコミュニティ・サービス(公園の掃除、図書館や老人ホームでの手伝いなど、公共施設への奉仕活動)を命じた。

警察によれば、ジョニー・マーは楽器が戻ってきたことを非常に喜んでおり、「被告に対しては何の恨みも持っていない」という。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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