マイ・ケミカル・ロマンスが自殺した13歳少女の家族に向けてメッセージを

マイ・ケミカル・ロマンスが、イギリスのケント州で首吊り自殺を図ったハンナ・ボンドさん(当時13歳)についてバンドの海外版オフィシャル・サイトでコメントを発表した。

イギリスでは、自殺したハンナ・ボンドさんがエモ・ファンだったという理由から、マイ・ケミカル・ロマンスに対していわれなき批判が巻き起こっていた。これらに対して、近日中にマイ・ケミカル・ロマンスのファンによるデモ行進が予定されているとの報道もある。

マイ・ケミカル・ロマンスは、この5月23日に更新されたメッセージで「ハナ・ボンドの死について知らされました。彼女の家族には、心からお悔やみを申し上げます」と遺族に対するお悔やみの言葉を述べている。

続けて、バンドの暴力反対、自殺反対のスタンスを明らかにしている。「マイ・ケミカル・ロマンスは常に、アンチ暴力、アンチ自殺のスタンスを表明しています。バンドとして、我々はファンに対し、安心感、サポート、そして慰めを与えることが使命だと考えています。アルバム『ザ・ブラック・パレード』のテーマ/メッセージは、希望と勇気です。我々の歌詞は、辛く苦しい時期を乗り越えられる強さを身につけよう、というものです」「アルバムのラストの楽曲では『僕は生き続けることを恐れていない』と歌っています。これは人間として我々の誰もが直面する困難に対するバンドの考え方を具体化しています」。

「もしあなた、もしくは友人が落ち込んでいたり、自殺願望と闘っているならば、バンドは、その感情をポジティブにとらえられる方法を見出して欲しいと願っている」としている。
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