ベックの全曲カバー企画 第3弾は?

これまで英語版オフィシャル・サイトの「Record Club」のコーナーで、第1弾としてナイジェル・ゴドリッチや義弟のジョヴァンニ・リビシらとともにヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stアルバムをカバーし、第2弾ではMGMTやデヴェンドラ・バンハートらとともにレナード・コーエンのデビュー作をカバーしてそのパフォーマンス映像を配信してきたベック。彼が3番目の対象アルバムとして選んだのは、シンガー・ソングライター、スキップ・スペンスの『オール(Oar)』だった。

『オール』は一時期ジェファーソン・エアプレインやモビー・グレープに在籍していたスキップ・スペンスが、斧でホテルのドアを破壊するなどの奇行で逮捕されて入獄し、その後統合失調症と診断されて入院していた6ヶ月の間に書きため、退院後にレコーディングして1969年に発表した唯一のソロ・アルバム。70年代以降、スキップ・スペンスは心の病とドラッグやアルコールへの中毒などが原因となって音楽シーンから姿を消し、1999年に肺がんで亡くなった。

今回のカバー・レコーディングに参加しているアーティストは、ウィルコ、ファイスト、ジェイミー・リデルなど。すでにアルバム1曲目の“リトル・ハンズ”がアップされている。映像では確認できないが、オフィシャル・サイトの説明文によればウィルコのジェフ・トゥイーディーの息子スペンサー・トゥイーディーもドラムを叩いているそうだ。

“リトル・ハンズ”のカバー映像は下記リンクよりご覧ください。
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