以前にも保守党政権を強く批判していたことがあるレディオヘッドのトム・ヨークが、テリーザ・メイ英首相による英国のEU離脱に向けた政策を初期の独ヒトラー政権に例え、痛烈に批判している。
トムは「ヨーロッパにおける何百万人もの生活を取引の道具として犠牲にし、ナチスの第三帝国初期に相当する多大なる苦痛や苦しみを引き起こすために、お前に投票した人なんていない」とTwitterに投稿。「21世紀の英首相が恐怖を盾にするなど以ての外だ」と綴っている。
さらには「赤いバスの後部座席で叫び声を上げている乗客を乗せたまま、崖から落ちてほしくてお前に投票した人もいない」とも綴り、「バスを止めろ……すぐに」との言葉で締め括っている。
「NME」によると、2018年に英BBCのラジオ番組「6 Music」に出演した際には「保守党政権は、レミング(タビネズミ)に崖を飛び降りさせるかのように英国民を扱っている」とコメントし、崖を飛び下りて集団自殺するレミングに例えていたことがあるとのことだ。
なお2018年には「NME」のインタビューでも、今後制作するアルバムも政治的な方向へ向かうことをほのめかしていたと伝えられている。