THE OFFSPRINGのデクスター・ホーランド、エイズとHIV研究で博士号取得

THE OFFSPRINGのデクスター・ホーランド、エイズとHIV研究で博士号取得

現在北アメリカ・ツアー中で、新作も制作中だと伝えられているTHE OFFSPRINGだが、デクスター・ホーランドが博士号を取得したことが明らかになっている。

デクスターは学生時代に南カリフォルニア大学で生物学を専攻していて、分子生物学の博士課程まで在籍していたがオフスプリングの活動が軌道に乗ってくると、音楽活動に専念することになった。しかし、2013年から南カリフォルニア大学で研究活動に戻っていて、HIVウィルスのゲノム研究を進めていることが明らかになっていた。

その成果をデクスターは先頃学位論文としてまとめ、5月11日に博士号を授かり、南カリフォルニア大学をめでたく卒業することになった。デクスターは今回の研究について次のようにバンドのオフィシャル・サイトで説明している。

「今回のぼくの研究はヒト免疫不全ウィルス、あるいはHIV、つまりエイズを引き起こすウィルスについてのものなんだ。ぼくはウィルス学に興味があって、HIVとエイズについてこれまで知られてきたことについて、少しでも貢献できればと思っていたんだ。この恐ろしい病気は今でも世界的に蔓延する疫病となっていて、現時点では世界で3500万人もの人々がHIVウィルスに感染してこの病気を抱えているんだよ」

その一方でデクスターは今回の研究がエイズの治癒をもたらすものでも、根治への一歩となるものでもないと断ったうえで、「過去30年くらいで学んできたHIVについての膨大な情報をさらに増やしていくことで、いつかそういう地点にも行き着けるはずだと思ってるよ。その目的に向かってぼくはこれからも研究を続けていくし、この先あちらこちらでぼくの論文を見かけてもらえることにもなると思う」と説明している。

なお、バンドは9月までツアーを敢行する予定になっていて、「できる時に新曲群をどんどんレコーディングしていくつもりだよ。近いうち、ぼくたちから新しい音を聴けるはずだよ」と5年ぶりの新作の行方についても明らかにしている。
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