シガー・ロスはアメリカの大麻関連食品のメーカーのロード・ジョーンズとのタイアップで限定ガムドロップを発売したという。
「ワイルド・シガーベリー」と名付けられたこのガムドロップはゼリー状のキャンディでグミに近い食感のもので、大麻の薬効成分であるTHC（テトラヒドロカンナビノール）とCBD（カンナビジオール）を含んだものになっている。
アメリカの一部の州では大麻の医療目的での使用が認められている一方で、禁止されている州もある。大麻の向精神的作用をもたらすTHCを含むものは医療大麻が合法化されている州でしか購入できないが、規制成分ではないCBDは全国的に問題がないため、THCの多いものからCBDのみ、あるいはミックスなどの成分レシピが用意されている。なお、のロード・ジョーンズのサイトの説明によれば、THCを含む商品についてはカリフォルニア州在住で医師の認可を受けている者だけが購入できるとのことだ。
ガムドロップの味は野生のブラックベリー、いちご、ブルーベリーなどアイスランドのベリー類を意識したものになっていて、こうした味と大麻成分のブレンドによって「シガー・ロスの音楽によって触発されるような落ち着いた幸福感」を味わえるのだとか。なお、商品の原材料はすべて天然由来のものとなっている。
ロード・ジョーンズ代表のロバート・ローゼンヘックは今回のコラボレーションについて「シガー・ロスとコラボレーションが実現し、夢がかなったような気持ちです。彼らの音楽はこれまで何年も、ぼくたちにはただのインスピレーションだけではなく、それ以上ものとなってきたからです」とその意気込みを語っているとピッチフォークが伝えている。
ロード・ジョーンズの公式インスタグラムに掲載された商品のパッケージはこちら。
4月18日にはこのガムドロップを試食し、シガー・ロスとのマルチメディア・コラボレーションを堪能するイベントがハリウッドのクラブで開催され、「サウンド、映像、VRを体験できる」という。
シガーベリー・ガムドロップの商品ページはこちらから。
http://www.lordjones.com/detail-lord-jones-sigur-ros-limited-edition
