羽多野渉が、今月26日に柏PALOOZAにて、「Wataru Hatano Live Tour 2017“LIVE CARAVAN”」をスタートさせた。

このツアーは、羽多野のアーティストデビュー5周年を記念した「羽多野渉5th Anniversaryプロジェクト」の中の1つで、5th Anniversaryミニアルバム『キャラバンはフィリアを奏でる』を携え、「旅」をテーマに千葉、愛知、大阪、東京にて全8公演が予定されている。

ライブ冒頭、旅行トランク型のスクリーンに映像が映し出され、TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』エンディングテーマである“You Only Live Once”のイントロが流れ始めると、会場からは合唱が起こり、ライブのロゴが映し出されると、ダンサーの間から羽多野が登場した。

ライブ前半は、「旅」のイメージを、歌と朗読、映像、そしてダンサーによるパフォーマンスで表現し、ミニアルバム『キャラバンはフィリアを奏でる』収録曲のほか、“流星飛行”、“覚醒のAir”、など過去のシングル、アルバムの楽曲も披露。また、“明日の篝火”や“Rolling life”など、客席が参加する楽曲も多く披露された。

今回の公演では、会場ごとに異なるキャラクターソングを歌うということで、千葉・夜の部は劇場版が決まった『Dance with Devils』より、立華リンドのキャラクターソング“アンバランスに愛して”を披露。『Dance with Devils』イベント時、役者陣も劇場版の決定が嬉しかったあまり、「楽屋のテンションが楽屋じゃないぐらい高かった」というエピソードも語られた。

その後の“Never be too late”では、サビの振りを、羽多野とダンサーから客席へレクチャー。そして本編のラストはTVアニメ『ユーリ!!! on ICE』のエンディングテーマのアレンジバージョンである“You Only Live Once-everlasting-”が披露され、同アニメのオーディションを受けた際、いくつかの役を受けた中で、ポポーヴィッチは落ちたと思っていたのに、まさかの合格だったというエピソードも語られた。

アンコールは、いろいろな思い出を振り返っていきたいということで、ファンからのお便りを読んでのトークコーナーで、「飼っているネコにフィリアを伝えたい」というお便りに、自身の愛猫ムギと、時間が合うときは一緒にご飯を食べるようにしているというエピソードも飛び出した。

ライブの最後は、デビューシングル曲“はじまりの日に”をファンと一緒に合唱し、羽多野からの「次は名古屋で会いましょう！」というメッセージでライブは幕を閉じた。