TVアニメ『舟を編む』の馬締を演じた櫻井孝宏が、役を通じて声優人生を語る

  • TVアニメ『舟を編む』の馬締を演じた櫻井孝宏が、役を通じて声優人生を語る
  • TVアニメ『舟を編む』の馬締を演じた櫻井孝宏が、役を通じて声優人生を語る - 『CUT』 2017年2月号 発売中

    『CUT』 2017年2月号 発売中

  • TVアニメ『舟を編む』の馬締を演じた櫻井孝宏が、役を通じて声優人生を語る
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昨年10月からフジテレビ「ノイタミナ」で放送されたTVアニメ『舟を編む』。辞書『大渡海』を作る編集部と、言葉への強い執着心を持ち編集者としての才能を開花させていく馬締光也の姿が描かれた三浦しをん原作の作品だ。『CUT』2月号には、TVアニメで馬締を演じた櫻井孝宏のインタビューが掲載されており、作品、そして自身の声優人生について語っている。

「収録を通して感じたんですけども、馬締はとにかく純粋で不器用で、自分を変えたいっていう人間臭い意識を持っている人なんですよね。誠実でとても優しい、それでいて妥協しないひた向きさや強い意志を持っている人にしたいなあ、と思いました」

一風変わり者に見える馬締の内面を想像し、深くまで理解して演じ切った櫻井。彼が声優としてデビューしてから20年以上が経つが、自身の仕事について「声のお芝居は、もうできて当たり前」と語る。

「20年やってるので、そうでなきゃダメだよなあっていう。(中略)いろんな考えを持ったときに、自分にしかできないこともあるし、自分には一生できないこともあるなあ、と思って。そんな中で、今自分がやってることには堂々としていよう、と」

声優としての現在地をこう語りながら、作品にちなみ自身を「ムック本みたいな感じ」と笑いながら表現する。馬締を演じるにあたり共演者とのやり取りも役作りのヒントになったと語った上で、他キャストについても本で例えた。

「収録でちょっと僕が『なんか変』ってなってるときに、神谷(浩史)くんが『こうじゃないかなあ』って教えてくれたりしてましたね。(中略)神谷くんは、マンガっぽいときもあるし、ときどきエロ本みたいなときもあるんですけど(笑)、どこかちょっと考え方にデジタル感があって、いろんなものが検索できるような感覚が、神谷くんにはあります」

作品や役だけでなく、関わるすべての人を深くまで理解しようとする櫻井のパーソナルが伝わるほか、20年の時を経て、櫻井が馬締という役と出会った意味を感じられる必読のテキストだ。なお、撮影時の櫻井変顔エピソードが明かされた同号の編集後記にも注目を。

『CUT』 2017年2月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143542
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