miwaと坂口健太郎のW主演映画『君と100回目の恋』の音楽プロデューサー・安井輝が、miwaの曲作りの舞台裏について語った。

劇中内でmiwaをボーカルとするバンド「The STROBOSCORP」が演奏する楽曲“アイオクリ”、“単純な感情”、主題歌“君と100回目の恋”は実際にmiwaが制作を担当。中でもandropとのコラボ楽曲である“アイオクリ”では自分以外の楽曲に歌詞を載せるということはmiwaの音楽人生で初めてのこと。劇中で陸(坂口)が作曲を、葵海（miwa）が作詞と歌唱を担当していることから、安井は映画と同じ設定にしたかったそうで、「実は、この映画の中でmiwaさんとコラボするならandropがいいんじゃないかと思っていたら月川監督もプロデューサーも偶然にも同じことを考えていて」とコラボレーションが決定した経緯を語った。

さらにmiwaは本作で映画主演だけでなく演じる人物の楽曲を作るということも初めてだったということもあり、かなり苦労があったという。当時のmiwaの様子について安井は「最初は自分に任されたことの大きさに戸惑っていました。役作りが固まっていない状況で作った歌詞は葵海ではなくmiwaらしさが出てしまい、監督に指摘されていましたから」と語る。

さらにmiwaが作詞・作曲した“単純な感情”は坂口ら「The STROBOSCORP」のメンバーも撮影前に演奏を習得しなければならない状況だったようで完成にプレッシャーを感じていたと振り返った。そんなmiwaに応えようと、坂口らバンドメンバーを演じた俳優達も楽器演奏が初めてにも関わらず猛練習を積んでいたという。「坂口くん（ギター）も、竜星くん（ベース）も泉澤くん（ドラム）もこちらが用意した練習時間以外にも各自スタジオを借りて自主練習していましたし、撮影後の夜遅い時間から役者同士でセッションしたり。そういう作業が、幼なじみ感、バンドの仲の良さといったお芝居に反映されていると思います」と、『君と100回目の恋』の音楽の裏側について語った。

映画情報は以下のとおり。

●映画情報
『君と100回目の恋』
2017年2月4日（土）ロードショー
出演：miwa／坂口健太郎／竜星涼／真野恵里菜／泉澤祐希／太田莉菜／大石吾朗／堀内敬子／田辺誠一
監督：月川翔（『黒崎くんの言いなりになんてならない』）
脚本：大島里美（『ダーリンは外国人』）
プロデュース：井手陽子
製作：「君と100回目の恋」製作委員会
制作・配給：アスミック・エース
（C）2017「君と１００回目の恋」製作委員会