ザ・ローリング・ストーンズがボブ・ディランのノーベル賞受賞後の戸惑いを語る

ザ・ローリング・ストーンズがボブ・ディランのノーベル賞受賞後の戸惑いを語る

12月7日にタイムリーなオール・タイム・ベスト『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』がリリースされたボブ・ディランだが、ザ・ローリング・ストーンズはノーベル賞受賞後のボブの様子を明らかにしている。

ボブのノーベル文学賞受賞は10月13日に発表されたが、しかし、ツアー中だったボブは一切授賞についてコメントせず、沈黙を守ったままツアーを続行。さらに選考委員会からの連絡にも応じず、音信不通の状態が2週間続いたため、受賞拒否かと物議をかもすことになった。しかし、28日になって選考委員会はボブ自身から受賞を名誉に思うという連絡があったと発表したが、その後、ボブが12月10日の授賞式は欠席することも明らかになっている。

また、ノーベル賞授賞発表の翌日の10月14日にボブはコーチェラで開催されたデザート・トリップにザ・ローリング・ストーンズとともに出演したが、この時、ストーンズの面々がボブの受賞をねぎらった際、ボブはまだ戸惑いを隠せないでいたことが明らかになっている。

ザ・ガーディアン紙の取材にロニー・ウッドは次のように会場でボブに会った時のことを振り返っている。

「ボブったらさ、俺のことをずっとサー・ロニーって呼ぶんだよ。それからチャーリー(・ワッツ)が部屋に入ってきたら、今度は『サー・チャーリーもいるね! イギリス出身のやつはみんなサーなんだろ?』って言い出すから俺たちとしては『いやあ、そういうわけじゃないんだけどね……でも、ノーベル賞、ほんとよかったね!』って伝えたんだ。すると『本当にそう思う? いいことなんだ?』って訊いてくるから、俺たちは『あんたはふさわしいよ』って言ったんだ。するとボブは『そりゃあよかった。ありがとう』って言ったんだ。ボブとしてはどう受け取ったらいいのかわからなくて、でも、なんかいいことを成し遂げたのかもしれないとは感じてたみたいだったよ」
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