『君の名は。』のヒロイン・三葉は「風みたいな人」だと上白石萌音が語る

  • 『君の名は。』のヒロイン・三葉は「風みたいな人」だと上白石萌音が語る
  • 『君の名は。』のヒロイン・三葉は「風みたいな人」だと上白石萌音が語る - 『CUT』12月号 発売中

    『CUT』12月号 発売中

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今年、社会現象となったアニメ映画『君の名は。』でヒロイン・宮永三葉を演じた上白石萌音。並外れた歌唱力の持ち主で、10月には6曲入りのカバーアルバム『chouchou』をリリースした彼女が、発売中のCUT12月号に登場。女優と歌手の両立と、『君の名は。』で演じた三葉への想いをたっぷりと語っている。

「私の中ですごく大きな転換点になったのが『舞妓はレディ』という映画で。(中略)今までは家の中で歌っていただけだったのが、全国の映画館で私の歌が流れると思った時に、ただ楽しいだけの歌じゃいけないと強く思ったんです」

2014年の『舞妓はレディ』で人前で歌声を披露したことがきっかけとなり、意識的に歌と向き合おうとボイストレーニングに通い始めたという。インタビューの中で上白石は、女優活動と歌手活動を別々の物とは考えず、どちらの仕事にもパッとスイッチを切り替えられるような準備を常にしておきたいと語っている。

また、自身にとっても転機となった『君の名は。』で演じたキャラクター・宮永三葉との幸福な共鳴についても語っている。

「三葉は女子だったら誰もが持っていたいって思う魅力をすごく持っている気がして。(中略)心の向くままにものすごい疾走感を持って生きる姿が本当に爽やかだし、風みたいな人だなと思います」

カバーアルバム『chouchou』では、『君の名は。』の劇中でも象徴的に使われているRADWIMPSの“なんでもないや”をカバーしている上白石。最初はこの歌を歌えることに対する嬉しさと、自分の声で歌った“なんでもないや”がリスナーに受け入れてもらえるかという不安がないまぜになっていたという。しかし、練習を繰り返すうちにその気持ちにも変化が起きた。

「練習して何度も何度も歌っているうちに心のつかえが取れて、私は三葉を演じたから、そしてあの映画の中で生きたから、その私にしかできない歌い方をすればいいんだと思えた瞬間があったんです。それからはもう1回三葉を生きているような気持ちでこの歌と向き合いました」

女優として歌手として、ひとつひとつ真摯に作品と向き合い飛躍し続ける上白石の魅力がふんだんに詰まった必見のテキストとなっている。

『CUT』 2016年12月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143400
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