焚吐、通算100本目のライブソールドアウト!

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焚吐が、池袋RUIDE K3でワンマンライブ「リアルライブ・カプセルVol.1」を行った。

中盤に弾き語りコーナーを挟み、4人編成のバンドとともに新曲や未発表曲、カバーなど14曲を演奏。「新しいことに挑戦した」というこのステージは、幕開けから驚かされることに。オープニングナンバー“クライマックス”は、初めて手にマイクを持ち軽やかに体を動かしながら歌い、観客を驚かせた。

「ありがとう、楽しんでいきましょう! “クライマックス”を歌いましたが、このライブの本当のクライマックスまで一緒に駆け抜けてくれますか!」と、バンドの音に負けない大きな声で呼びかける。これだけで、歌声は大きいがMCは聞き取れないほどだった焚吐に変化が訪れていることをうかがわせた。

エレキギターを持つと“子捨て山”、“四捨五入”とアップテンポな曲を続けて披露。観客は手拍子をしながら体を揺らしている。「2回目のバンドスタイルのワンマンですが、前回もお越しくださった方は?」と焚吐が問うと半数以上の観客の手が上がった。前回とは今年7月に新宿Ziricoで行ったファンクラブ限定ライブ「リアルライブ・カプセルVol.0」。7月〜8月は池袋P'PARCOのエントランスで20日間にわたり弾き語り路上ライブで1日3公演の全60公演「ノンブレス・ノンリプレスライブ」を敢行、その成果がこの日のライブに現れていた。

夏のライブで毎回歌ったという“青い疾走”は観客も一緒に歌い、前回のワンマン翌日にタワーレコード池袋店限定リリースされたシングル表題曲“人生は名状し難い”は、じっと聴き入った。

これまで2枚のシングルと1枚の4曲入りe.pをリリースしてきた焚吐だが、オリジナルは100曲以上あるというだけに、この日も未発表曲を惜しげもなく披露。別れと再会をテーマにした“彼方の明日”、弾き語りで歌った“黒いキャンバス”、前回のワンマンでも歌われた“ティティループ”などを披露。観客に「僕について歌ってください」と呼びかけると、何度も大きな歌声がフロアから返された。

ファンからの投票で選曲を決めた弾き語りワンマン「ノンブレス・ノンリプレスライブ+」で、リクエストが多かったがセットリストには入れなかった曲、と弾き語りでアニメ映画『ゲド戦記』の主題歌、そしてNeruの“ロストワンの号哭”のカバーを披露した。

焚吐は、メンバーにもスタッフにも話していないと前置きして「このライブが、焚吐としてちょうど100本目。僕の一番最初のライブが去年の11月3日がなんです。366日目でちょうど100本です」と報告。観客から驚きと称賛の声が上がった。そんな記念すべきライブ本編の最後を飾ったのは「焚吐史上最速のナンバー」と最新e.pリード曲“僕は君のアジテーターじゃない”をパフォーマンスした。

アンコールでは、制作に苦労したというTVアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマで初のラブソング“ふたりの秒針”、そしてラストはデビュー曲“オールカテゴライズ”を披露。

MCでは、2017年3月5日(日)に渋谷WWWで「リアルタイム・カプセルVol.2」開催することを告知。「僕がデビューするきっかけとなったオーディションの最終審査会場だった場所。最高のライブを見せるので、ぜひ皆さんの力を貸してください」と意欲を示した。そして「100回記念に写真撮りましょう」と観客とともにカメラに収まり、「本当に、本当にありがとうございました。渋谷WWWでお会いしましょう!」と挨拶。丁寧に頭を下げた。

「リアルタイム・カプセルVol.2」は、2017年2月25日(土)に大阪・心斎橋ヒズルパン工場、2017年2月26日(日)に名古屋・ell.FITS ALLでも開催される。(今井智子)

セットリストは以下の通り。

●セットリスト
「2016. 11. 4 焚吐 リアルライブ・カプセル Vol.1」
1.クライマックス (1st EP「トーキョーカオスe.p.」収録)
2.子捨て山 (1st Sg「オールカテゴラオズ」C/W)
3.四捨五入 (1st EP「トーキョーカオスe.p.」収録)
4.青い疾走 (タワーレコード池袋店限定盤「人生は名状し難い」 C/W)
5.人生は名状し難い(タワーレコード池袋店限定盤 表題曲)
6.彼方の明日(未発表曲)
〜弾き語り〜
7.黒いキャンバス(未発表曲)
8.テルーの唄(カバー)
9.てっぺん底辺 (2nd Sg「ふたりの秒針」C/W)
10.ロストワンの号哭 (カバー)
11.ティティループ (未発表曲)
12.僕は君のアジテーターじゃない (1st EPトーキョーカオスe.p.収録)

EN1. ふたりの秒針(2nd Sg表題曲)
EN2. オールカテゴライズ(1st Sg表題曲)
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