ジョージ・ハリスン遺族、“Beware Of Darkness”ならトランプも使用していいと言及

ジョージ・ハリスン遺族、“Beware Of Darkness”ならトランプも使用していいと言及

ジョージ・ハリスンの遺族はドナルド・トランプがジョージの名曲“Here Comes The Sun”を無断で共和党大会で使用としたとして批判ツイートをしている。

先週開催された共和党全国大会でドナルド・トランプは正式に今年のアメリカの大統領選の共和党候補として指名されることになったが、トランプ候補は演説の前の登場シーンでクイーンの“伝説のチャンピオン”をテーマ曲として使用し、これにクイーン側は「ぼくたちの意思に反した非認可の使用だ」と批判ツイートを投稿した。トランプ側はこれまでにも“伝説のチャンピオン”を使用していて、ブライアン・メイはこれに対してトランプ側が使用の許可を打診してこなかったこと、さらにされたとしても許可する意思もないと自身のオフィシャル・サイトで表明していた。

今回問題となったのは、トランプ候補の登場の前にその紹介をした娘のイヴァンカのテーマ曲で、イヴァンカが登場する際に1969年のザ・ビートルズの『アビイ・ロード』に収録されたジョージの作曲による名曲“Here Comes The Sun”が使用されたこと。ジョージ側はオフィシャル・ツイッターで「RNC(共和党全国大会)での“Here Comes The Sun”の無断使用はジョージ・ハリスン遺産管財団の意思を損ない、反しているものだ」と表明。

さらにその後にジョージ側は1970年のジョージのソロ・アルバム『オール・シングス・マスト・パス』からの“Beware Of Darkness”に触れて次のようにもツイートした。

「“Beware Of Darkness(闇に警戒せよ)”だったら、わたしたちも使用を許可したかもしれませんが!」

なお、これまでもトランプ側はザ・ローリング・ストーンズ、アデル、ニール・ヤング、エアロスミス、R.E.M.らの楽曲を選挙イヴェントで無断で使用し、各アーティストから批判されている。
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