【完全レポ】イエモン史上初のたまアリ公演!「THE YELLOW MONKEYで音楽をやることが生まれてきた理由だと思っています! 」

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THE YELLOW MONKEYが、7月10日に全国ツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」の埼玉公演をさいたまスーパーアリーナで開催した。RO69では、この模様を写真とロングレポートでお届けする。

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「THE YELLOW MONKEY・吉井和哉です! これからは、これがフルネームでもいいぐらいです」
そんな吉井和哉の言葉に、満場のさいたまスーパーアリーナが熱く沸き返る。さらに続けて「THE YELLOW MONKEYはもう、一生解散しません! どうかみなさんの人生のBGMとして、このTHE YELLOW MONKEYを仲間に入れてくださいませんか?」と呼びかけると、約2万人のオーディエンスの歓声は天井知らずに熱を増していく――。

今年1月の電撃復活を経て、5月から開催中のTHE YELLOW MONKEYの全国ツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」も早くも後半戦。彼らにとっても初ライブとなるさいたまスーパーアリーナでの2DAYS公演の2日目。開演の場面から最後の一瞬に至るまで、「再びTHE YELLOW MONKEYとして音楽を鳴らせること」の喜びがダイナミックにほとばしり続けた、問答無用のロックアクトだった。

吉井和哉(Vo)/菊地英昭(G)/廣瀬洋一(B)/菊地英二(Dr)という黄金のカルテット、そしてかつてのサポートプレイヤー=三国義貴に代わって新たにサポートを務める鶴谷崇(Key)を加えた5人で今回のツアーに臨んでいるTHE YELLOW MONKEY。
まだツアー日程が控えているため、楽曲および演出についての記述はごく一部に留めさせていただくが、「THE YELLOW MONKEYの、その時代時代の代表曲を、たっぷりお届けしようと思います」という吉井の言葉通り、インディーズ時代の超初期曲から、復活後に発表された最新楽曲“ALRIGHT”に至るまで、トータル約3時間にわたってバンドの歴史を堂々と轟かせていった。

活動休止前最後の東京ドーム公演(2001年)の時とまるで変わらない妖艶な佇まい、ツアー14本目の疲れを微塵も見せない4人のタフネスもさることながら、この日のライブで何より強烈に胸を揺さぶられたのは、15年という長い空白を瞬時にリセットしてみせたロックンロールの強度であり、15年間誰も上書きすることのできなかった濃密な存在感だった。
どんなにヘヴィに音圧を上げても、どんなにBPMを速めても、どんなに音の情報量を高めても到達できない、ワイルドで艶やかなロックンロールが、そこには確かに鳴り渡っていた。

心に絡みつくようなリフやソロを次々に繰り出すエマのギター。楽曲とサウンドにセクシーなうねりを与えるヒーセのベースライン。タイト&筋肉質なドラミングでもってアンサンブルを牽引するアニー。そして、生きる苦しみも業も素晴らしさも体現するような吉井の絶唱……。
それらが渾然一体となって響かせるTHE YELLOW MONKEY唯一無二のサウンドは、あの頃のままの輝きだけでなく、あふれんばかりの「今」の充実感と強靭な躍動感に満ちたものだった。

「今までの15年もとても楽しかったし、その15年があって今のTHE YELLOW MONKEY SUPERがあると思ってます。またこれから一緒に、ともに、バラ色の日々を探しに行ってください!」というメッセージとともに“バラ色の日々”は会場一面の熱いシンガロングを呼び起こしていたし、“BURN”では特攻の火の玉をも凌ぐほどのロックンロールのエネルギーでもって、たまアリを魂の業火で染め上げてみせた。

そして、満場の「準備!」「ALRIGHT!」コール&レスポンスに続けて流れ込んだ“ALRIGHT”。《何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ》のフレーズを万感の想いとともに叫び、《月日は流れて 力を集めて/ひとつに集めて》のフレーズを突き上げる吉井の歌が、広大な空間を激しく震わせていった。

吉井は「THE YELLOW MONKEYで音楽をやることが、生まれてきた理由だと思っています! このメンバーと一緒に、またバカなロックンロールをやっていくぜ!」とひときわエモーショナルに決意を語っていたし、「定期的にまた全国ツアーしたいと思ってますので。まだやってない曲いっぱいあるもんね!」と「これから」への情熱を垣間見せてもいた。

すべての音が止み、4人それぞれに広いステージの袖から袖へ移動しながらファンへの感謝を伝えた後、ひとり舞台に残ったアニーが客席に語りかける。
「みんなに言われて、すごく嬉しい言葉がひとつあって――『生きててよかった』ってやつ。俺も、生きててよかった。生まれてきてよかったです。今日は本当にありがとう! 大好きだよ!」……ありったけの感慨を伝えるその言葉に、たまアリが感極まったような怒涛の大歓声で満たされていった。「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」、次回公演は7月16日・17日、マリンメッセ福岡にて!(高橋智樹)
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