「絶対、一緒に武道館立とうな!」BLUE ENCOUNT、次なる目標を誓った完全燃焼のツアーファイナルレポ!

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2015年11月より行われたBLUE ENCOUNTの全国ツアー「≒U」。2015年1月17日、その最終公演がZepp Tokyoにて行われた。RO69では、この模様をロングレポートでお届けする。

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ステージの前方に垂らされた薄い幕の後ろに大きな4つのシルエットが映し出された。Zepp Tokyoに集まった2,700人を一撃で熱狂させる“KICKASS”のイントロが鳴り出し、バサリと幕が落ちると、4人の姿が露わになった。爆発的な歓声。観客の頭上をレーザーの閃光が目まぐるしく走り、間髪入れずに“DAY×DAY”へ。江口雄也(G)の華麗なギターのライトハンドタッピング、辻村勇太(B)が挑発的に叩きこむスラップベース、軽快かつパワフルな高村佳秀(Dr)のドラム、そして、歌に込めた想いを力強く真っ直ぐに届ける田邊駿一(Vo ・G)のヴォーカル。せめぎ合う4つの個性を体当たりでフロアにぶつけながら、「今日は全員、ぶっ倒れるまで楽しみましょう! 最後までよろしく!」と田邊が叫べば、それを全力で受け止めるフロアのテンションは初っ端から最高潮だった。

とにかく前半はエモーショナルで疾走感溢れるブルエンのナンバーが容赦なくフロアへと注ぎ込まれた。レゲエの要素を取り入れた“JUMP”では観客が一斉にジャンプしたり、ロックンロールなギターリフが冴える“HEEEY!”では、ドラムの高村が「脇! 鼻! オデコ! ヒジ!」とユニークに叫ぶコール&レスポンスを繰り広げたりと、様々な表情を持つ最新アルバム『≒』のナンバーで、その場所に集まった観客と思いっきり遊び尽くす。底抜けに楽しい雰囲気がフロアに満たされていった。

そんな熱狂的なムードをガラリと変えたのが、大切な人への想いを込めたダイナミックなバラード曲“EVE”だった。真っ直ぐと前を見据え、一言一言を噛み締めるように歌う田邊の渾身のヴォーカルが聴き手の胸に激しく揺さぶりをかけてくる。続けて、自分自身の過去と向き合うことで生まれた大切なナンバー“はじまり”へ。《ガンバレの言葉が辛い時もあった》《みんな消えてしまえ!と逃げた時もあったけど》と、あえて情けない自分を曝け出すことでブルエンが伝えてくれたものは、まさにステージに立つ者も、それを受け取る「あなた」もイコールであるという、ツアータイトルにも通じるメッセージだ。

MCでは、「みんなのことをもっと好きになった。良い関係だよ」と、辻村が今回のツアーを通して胸にした思いを告げる。ブルエンのライヴでは全編を通じてモッシュ、ダイブが起こり、メンバーの激しいプレイに呼応するように、フロアのリアクションも加熱していく。一方でバンドが「ここぞ」と大切に届けるバラードでは、最後の一音が消えるまでシンと静まり返って耳を傾けるシーンもある。曲の合間には「ありがとう!」と声が飛び交い、親しげにメンバーに話しかける観客もいる。まるで気の置けない親友みたいな関係性ができあがっているのだ。Zeppクラスの会場でMCの途中に「一問一答」の質問コーナーが始まるバンドなんて滅多にいるものじゃない。

ライヴのクライマックスにかけては、“LIVER”でミュージックビデオに登場した赤ちゃん(LIVER坊や)がステージに登場してタオル回しを巻き起こしたり、“ONE”では、田邊が「もっと前のめりで歌いたいな」と、最前列の柵に身を乗り出して、少しでもお客さんの近くへ行こうとする場面も。その場所に1ミリの後悔も残さないという気迫のステージが続くなか、ひとり田邊にピンスポットが当たると、ギターを爪弾きながら静かに切り出した。「このツアーが始まる前、わかんなくなった時期があって。どうやったら自分たちの音楽がもっと届くだろうって思ってた……いや、違うんだよ、かっこつけてるな。どうやったら売れるか、考えてました」と。そして、メジャーデビュー作『TIMELESS ROOKIE』が思うように売れなかったこと。支えてくれる人への申し訳なさと悔しさもあり、売れ線を狙った曲を書いたこと。曲を書けない自分を責めたこと。ライヴのやり方に対する誹謗中傷に苦しんだこと。声を震わせながら語りかけ、最後にすべての迷いを打ち消すように、「俺は、絶対にこの場所を守るために音楽を続けようと思った。やっと、やっと自分で思えた。俺らの音楽と出会ってくれてありがとうございます!」と力強く決意を口にして、10月9日に初の日本武道館公演を開催することを発表した。

その瞬間、悲鳴にも似た歓喜の声とすすり泣く声とが入り混じってこだましたZepp Tokyo。投げかけられたラストナンバーは“もっと光を”だった。「絶対、一緒に武道館立とうな! その日は、全員でBLUE ENCOUNTでいような!」。田邊の叫びと共に始まった“もっと光を”では、もはやメンバーが何も言わずとも、自然に手拍子と大合唱が湧き起こる。その曲が持つポジティヴなエネルギーがフロアを満たした最高のクライマックスだった。

アンコールでは、『はじまり』のカップリングに収録されている“パラノイア”をはじめ、辻村が力強い煽り声をあげた“ワナビィ”、そしてミラーボールが回るなか「今年も一緒に夢を叶えようぜ!」と丁寧にメッセージを紡いだ“HANDS”の3曲を、とても素晴らしい笑顔を見せながら届けたメンバー。この日数えきれないぐらい聞いた田邊の「ありがとう!」という絶叫と共に、BLUE ENCOUNTが、いま守るべき人たちのために、命懸けで臨んだ完全燃焼の3時間は幕を閉じた。きっと1万人の前で彼らがロックを鳴らす日もまた、この日と同じように、涙でぐちゃぐちゃになりながら、感情をぶつけ合う熱血漢なライヴになるのだろう。(秦理絵)

●セットリスト

01. KICKASS
02. DAY×DAY
03. D.N.K
04. JUST AWAKE
05. TAKEN
06. MEMENTO
07. ロストジンクス
08. JUMP
09. HEEEY!
10. SMILE
11. VOICE
12. EVE
13. はじまり
14. LIVER
15. THANKS
16. NEVER ENDING STORY
17. ONE
18. アンバランス
19. もっと光を
(encore)
21. パラノイア
22. ワナビィ
23. HANDS

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