ディープ・パープルのイアン・ギラン、現メンバーが殿堂入りできないことを批判

ディープ・パープルのイアン・ギラン、現メンバーが殿堂入りできないことを批判

来年の春にロックンロール名誉の殿堂入りすることが明らかになっているディープ・パープルだが、イアン・ギランは殿堂入りメンバーが一部に限られていることについて不満を露わにしている。

今回殿堂入りが認められた顔触れとして伝えられているのは主に60年代と70年代のメンバーで、イアン、リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、ロジャー・グローヴァー、イアン・ペイス、初代ヴォーカルのロッド・エヴァンス、初代ベーシストのニック・シンパー、デヴィッド・カヴァーデイル、グレン・ヒューズとなっている。リッチーの後任を務め日本では人気の高かったトミー・ボーリンや1984年の再結成以降から新たに参加しているメンバーらは全員外されているとのことで、今回の措置についてイアンはこれまでにも「半殿堂入りだ」とコメントしているが、自身のオフィシャル・サイトで次のように批判している。

「(ロックンロール名誉の殿堂における)過去の過ちについてはとりあえずおいとくとして、今回の殿堂入りは、事実として明らかに、ディープ・パープルのためのものにはなっていないよ。

過去のメンバーを独断で選別したものになっていて、おかげでスティーヴ・モーズやドン・エアリーは選考から洩れてしまってるんだ。どちらのメンバーも、今も息をして実際に生きているディープ・パープルのメンバーとしてこんなに長く一緒にやってきているのに。

明らかにこれはおかしいし、だから、俺の感想もごく単純なものにしかならないよね、『それはありがとうございました』っていう。

それと……すごい偶然なんだけど、俺は今朝、昔の旧友から結婚式の招待状を受け取ったんだ。ただ、残念だったのは、俺の今の家族は招待されてなくて、俺は披露宴では俺の前妻(数十年前に離婚した)の隣に座らなきゃならないっていうんだ。

俺から連絡を入れて出席を断ったら、先方はすごくショックを受けてたよ」

なお、ディープ・パープルのほか、来年殿堂入りするアーティストにはチープ・トリック、シカゴ、スティーヴ・ミラー、N.W.A.が決定している。
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