フラワーカンパニーズ、大満員の初・日本武道館公演レポ! 26年の歩みを全国の仲間たちが祝福!

  • フラワーカンパニーズ、大満員の初・日本武道館公演レポ! 26年の歩みを全国の仲間たちが祝福! - pic by HayachiN

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  • フラワーカンパニーズ、大満員の初・日本武道館公演レポ! 26年の歩みを全国の仲間たちが祝福! - pic by 柴田恵理

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2015年12月19日、フラワーカンパニーズによる初の日本武道館公演「フラカンの日本武道館~生きててよかった、そんな夜はココだ!~」が行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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結成26年、デビュー20年で初のフラワーカンパニーズ日本武道館ワンマン、仲間のバンドとそのスタッフや全国各地のライヴハウスやイベンターやレコ店やファンたちによる、ちょっとありえないくらい熱く濃い協力によってチケットはまさかのソールドアウト。異常な数のお祝いの花、今日ライヴのない知り合いは全員来たんじゃないかってくらい多くのバンドマン、各地から集まった関係者、同じく日本全国から集まったファン。当日の武道館は、始まる前からもう大成功したかのような異様な熱気に包まれていた。

が、そんな中、17:13に“フラカン武道館応援歌(by怒髪天)”が鳴り響き、客電が落ちていつものSEが流れ、ステージに登場して「日本武道館ー! いきましょー! いきましょー!」という第一声(by 鈴木圭介〈Vo〉)で“消えぞこない”からスタートし、20:21に3度目のアンコールを“サヨナラBABY”でしめくくったフラカンのステージは、本当に、いつもどおりだった。

武道館なのにビジョン(画面)なし、ステージセットもなしに等しいくらいシンプルで、照明のタワーがいくつか建っているだけ。サポートメンバーなし、ゲストなし。ステージ広いのにメンバーの立ち位置はほぼいつもどおりで、ステージ中央にぐっとまとめて機材がセットされている。
いつもと違ったのは、まず、武道館のスケールに合わせて照明が豪華だったこと。そしてグレートマエカワ(B)=ミラーボールのような銀のオーバーオール/鈴木圭介=今日のために23,000円で買ったというジャケット(すぐ脱いでたけど)/竹安堅一(G)=シャツの上にベスト着用(グレート曰く「30年以上の付き合いでベスト着とるとこなんか初めて見た」、本人曰く「ジレっていうんだって。知ってた?」)、と、ミスター小西(Dr)以外の3人の衣裳がちょい気合い入っていたこと。それから、二度目のアンコールの“NUDE CORE ROCK'N'ROLL”の時にキャノン砲で銀テープが飛んだこと。あと、本編19曲、アンコール3回で8曲、合計27曲のセットリストが、全キャリアを網羅するような集大成的なメニューになっていたこと(アンティノス・レコード時代7曲、トラッシュレコーズ時代10曲、現在所属するソニー・ミュージック アソシエイテッドレコーズ10曲)。
それだけだった。あとは、何度も何度もライヴハウスでやってきた曲や、かつてライヴハウスでよくやってたけど久しぶりにプレイする懐かしい曲や、最近レパートリーに加わってライヴハウスで披露されるようになった新しい曲を、ひたすら連打していくステージだった。

“はぐれ者讃歌”のケツでは、《歌えー!》のシンガロングが起こった。“チェスト”のサビではハンドクラップが武道館を包んだ。“真冬の盆踊り”では圭介やグレートのしつこいアオリに応えてオーディエンスのヨサホイ踊りがくり返され、サビでみんな思い思いに飛び跳ねた。1回目のアンコールの昔懐かしい“孤高の英雄”では、《がんばれ圭介》をみんな声を合わせて絶叫。三度目のアンコールのシメを飾った“サヨナラBABY”の後半ではオーディエンスの腕が左右に振られ、《♪ラーラーラーララーララーララーラーラーラー》の大合唱がいつまでも続いた。

いずれも、日比谷野音で、渋谷公会堂で、フジロックやROCK IN JAPAN FES.やOTODAMAといったフェスで、リキッドルームや下北沢Club Queや浜松窓枠や那覇・桜坂セントラルなどなどの各地のライヴハウスで(私がフラカンを観たことあるハコの一部を並べました。あなたがフラカンを観たハコの名前も足してください)、何年にも何十年にもわたってくり広げられてきた光景だが、それが、超満員、2階スタンドのてっぺん・ステージの真横までびっしり入った日本武道館でも、まったく同じように起こった。150人が、300人が、1000人が、2500人が、9000人になった、ただそれだけの光景だった。つまり、なんだか夢みたいな、嘘のように幸せな光景だった、ということだ。

唯一、圭介のノドが本調子ではなく(というかこの人、長年にわたりすごくノドに負担のかかる歌い方を続けてきたせいで、常にボロボロなコンディションのノドを気合いと工夫でなんとかするのが最近デフォルトなんだけど)、声がキーのギリギリでヒヤッとする瞬間が時々あったが、15曲目“春色の道”で信じられないくらいよく声が出たあたりから、それもクリアされていった。そしてバンドの調子は、こんな大舞台なのに、ちょっと信じられないくらいよかった。リハの時も「あ、これ大丈夫だ」と思ったが、本番ではそれ以上に、あのうるさくてしつこくて重たくて切れ味鋭いフラカン特有のすばらしいバンドグルーヴが、1曲目から27曲目まで途切れなく出続けていた。

蛇足。アンコールで発表された、2016年2月にスタートする全都道府県ワンマンツアー、「この武道館に日本中から来てもらったんだから、今度は俺らが日本中へ行く」ということなんだと思うが、そのツアーの前半戦のラス前に行われる東京公演は、7月2日&3日、リキッドルーム2デイズ。規模、去年までとなーんも変わってない。堅実というか着実というか、さすが、この日のライヴの最初のMCで客席を見ながら「……こういうシミュレーションは、してなかったからねえ。こんなに入るとは誰も思ってなかったよね。ガラガラのシミュレーションしかしてなかった」(圭介)と、言わなくてもいいことを言ったバンドだけのことはある、と思いました。(兵庫慎司)

●セットリスト

01. 消えぞこない
02. 恋をしましょう
03. 星に見離された男
04. 永遠の田舎者
05. はぐれ者讃歌
06. 脳内百景
07. トラッシュ
08. ビューティフルドリーマー
09. 元少年の歌
10. この胸の中だけ
11. 夢の列車
12. 発熱の男
13. 吐きたくなるほど愛されたい
14. 深夜高速
15. 春色の道
16. チェスト
17. 俺たちハタチ族
18. 終わらないツアー
19. 真冬の盆踊り
(encore3)
20. 夜明け
21. ロックンロール
22. 孤高の英雄
(encore2)
23. 白眼充血絶叫楽団
24. NUDE CORE ROCK'N'ROLL
25. 三十三年寝太郎BOP
(encore3)
26. 東京タワー
27. サヨナラBABY

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