【コラム】サカナクションとコラボしたプラネタリウムに早速行ってきた!

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サカナクションとプラネタリウム。そう聞いただけでなんだか心が躍ってしまう。12月1日にリニュアルオープンしたばかりの、コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City(東京・池袋 サンシャインシティ)(以下“満天”)で、魅力的なプログラムがスタートした。コニカミノルタプラネタリウムがこれまでの技術を結集して開発した最新鋭の投影機器「Infinium Σ(インフィニウム シグマ)」の映し出す映像と、“満天”の音響向けにサラウンド化したサカナクションの楽曲が、これまでに感じたことのない宇宙世界へと誘ってくれる。

「サカナクション グッドナイト・プラネタリウム」と銘打たれたこのプログラム。コニカミノルタのオファーを受け、ナレーションも山口一郎(サカナクション)が担当している。これまでにも実験的かつ斬新なアプローチで様々なMVを発表してきたサカナクションだけに、このコラボはファンならずとも興味をそそるもの。実際、私が足を運んだのは15時スタートの回だったが、平日にもかかわらず会場は満席。12月中の日曜はすでに予約が埋まりつつあると聞き、予想以上の期待の高さを実感した。

「夜に、触れる。」なんとも魅力的なキャッチコピーである。館内の座席に腰を下ろし、リクライニングを思い切り後ろに倒す。夜の闇から高い空へ吸い込まれ、後は文字通り満天の星と立体的な音の世界に身を委ねるだけでいい。山口の静かな語りも心地好い。海と空、都市と宇宙、その境界が曖昧になるのは夜。冒頭、夜の海から宇宙へとイマジネーションは無限に広がっていく。《空が海/見上げた雲は泡/深海魚な僕はあくびをして/どこかへ どこかへ行こうとする》(“シーラカンスと僕”)だなんて、なんと美しいイメージのシンクロだろう。そして空はやがて宝石を散りばめたような無数の星たちを映し出し、一等星の瞬きまでもが驚くほどの繊細さで再現される。

「夜」は星空だけではない。東京の街の光もまた「夜」。大都市の人工的な光は星空を邪魔するものとして否定的に描かれがちだが、このプログラムでは必ずしもそうではなく、東京の洪水のような光の風景が、それさえも宇宙につながるものとして、圧倒的な映像美で映し出されていく。その映像と、《ここは東京》と歌うあの曲との親和性の高さ。サカナクションの楽曲が持つ「夜」のイメージを膨らませる装置として、最新機器によるこのプログラムは究極であり、また、この映像世界にさらなる奥行きを与えるものとして、サカナクションの楽曲は完璧な機能を果たしている。凪のような静かさから宇宙へと、解き放たれていく複雑なエモーション。「癒し」を求めに行ったつもりなどなかったのに、思いがけず穏やかに涙が流れた。

今回のプログラム、首都圏以外に住んでいる人にとっては、なかなか訪れるのは難しいかもしれないが、2016年9月4日までのロングラン上映なので、ぜひとも一度、ここでしか味わえないサカナクションを体験してみてほしい。すでにリピートしている人も増えている模様。私も期間中は何度か足を運んでしまいそうだ。(杉浦美恵)

「サカナクション グッドナイト・プラネタリウム」
http://www.planetarium.konicaminolta.jp/manten/program/planetarium/winter_15/
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