スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバー、シンシア・ロビンソン他界

スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバー、シンシア・ロビンソン他界

スライ&ザ・ファミリー・ストーンのオリジナル・メンバーとして知られるトランペッター/ヴォーカリストのシンシア・ロビンソンが11月23日に他界したことが明らかになっている。10月にがんを患っていることを公表し、患者サポートのための基金「Cynthia Robinson Cancer Care Fund」の設立を発表したばかりだった。69歳だった。

1946年にカリフォルニアに生まれたシンシアは、高校時代に知り合ったスライ・ストーンらと1966年にザ・ストーナーズを結成。翌67年にはスライ&ザ・ファミリー・ストーンとしてデビューを果たし、75年にバンドが活動を停止して以降も、スライをはじめジョージ・クリントンやプリンスとの共演、ラリー・グラハムが結成したグラハム・セントラル・ステーションなどで活躍してきた。また2006年からはグレッグ・エリコ、ジェリー・マーティーニとともにザ・ファミリー・ストーン名義で活動を続けてきており、今年リリースされたシングル“Do Yo Dance”ではスライとの間にもうけた娘、ファン・ロビンソンとの共演でリード・ヴォーカルを務めた。

93年にはスライ&ザ・ファミリー・ストーンの一員としてアフリカ系アメリカ人の女性トランペッター史上初となるロックの殿堂入りを果たし、08年に行われたバンドの初来日公演にも同行していた。
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする